耐久性に高コスパ!? AKRacingの最上位モデル「Pro X V2」は5つの理由でオススメしたい!

文● BRZRK 編集●ASCII

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 昨今、「ゲーミング○○」と名付けられたゲーマー向けの製品が、多岐にわたって市場に展開されているのはご存知だろう。中でもゲーミングチェア市場は新型コロナウイルスの流行により在宅ワークの機会が増え、一気に注目度が上がったことで様々なメーカーが参入し、文字通り群雄割拠といった情勢となっている。

 これだけ市場に製品が増えてくると、どれを選んだらいいかわからない! という人も多いと思うので、今回からゲーミングチェアの老舗メーカー「AKRacing」のラインナップの中から月イチでオススメの製品を紹介していこう。1回目はフラッグシップモデルの「Pro X V2」をピックアップする。

オススメ理由 その1
第三者機関によるテストにも合格の耐久性

 ゲーミングチェアはカー用品のバケットシートから派生したファニチャーで、クルマと同様にパソコンを長時間使用していると体への負担がかなりのものとなる。そこで、「Pro X V2」では疲労および負担の軽減と集中力の持続を目的としたエルゴノミクス設計として、着席時にかかる圧力を分散させる形状やウレタンフォームを採用することで、長時間ゲームに興じていても疲れにくく、集中しやすいゲーミングチェアとなっている。やっぱり、足やお尻が痛くなると集中力が散漫になるので、こういう細かい設計思想はうれしいポイントだ。

 Pro X V2はAKRacingの既製品とは異なり、内部のメタルフレームを再設計することで横幅550mm、背もたれ部の高さは950mmと、ほとんどの使用者に合う座り心地を提供。ゆったりしつつも体をしっかり支えてくれる、ハイエンドモデルとなっている。

 Pro X V2のシート部分にはPUレザー(ポリウレタン合皮)を採用している。このPUレザーを使用しているゲーミングチェアは数多くあるのだが、安物だと1年くらいで表面が剥げ落ちて、見るも無惨な姿になってしまうことも。だが、Pro X V2は高品質PUレザーを採用することで耐久性を向上。第三者機関によるテストでも10年使用相当のテストにパスしているので、コストパフォーマンスは上々と言えるだろう。

ブラックを基調色としてレッド、ブルー、グレー、ホワイト、オレンジといったカラバリもある

オススメ理由 その2
壊れにくいガスシリンダーに注目!

 OAチェアやゲーミングチェアを選ぶときに注目しておきたいのが、支柱となるガスシリンダーだ。ガスシリンダーのあるチェアだとレバー操作をすることで座面を昇降させることができ、自分や使用環境に合わせた高さの調整が可能になる。

 このガスシリンダーの品質が悪いと、座った際にレバー操作をしていないのにもかかわらず勝手に座面が下がってしまったり、ゆっくりと沈んでいったり、ガタツキが生じたり、使っていてストレスを感じてしまうだろう。

 では、Pro X V2で使用しているガスシリンダーはどうかというと、国際的第三者認証機関のLGAからDIN 4550規格のクラス4の承認を受けたものとなっている。ぶっちゃけクラス云々と言われてもわかりにくいかもしれないが、最大荷重150kgで、耐久性と安全性が高い高品質なガスシリンダーを採用しているので、ガス抜けしにくく長持ちしやすいという理解でいい。

 ちなみに、AKRacingのサイト上では長さが違うガスシリンダーがいくつか発売されているので、環境に座面の高さが合わないといった場合、取り替えることも可能だ。

オススメ理由 その3
アームレストも調整可能なので快適

 チェアを利用するときに障害となりやすいのがデスクとアームレストの干渉だ。使用しているチェアをできるだけデスクに寄せようとしたとき、肘を乗せるアームレストが干渉してしまい、当初の想定よりも自分とディスプレーやキーボードの距離が開いてしまうことがある。

 Pro X V2は高さ・前後・左右に加えて回転によるアームレストの調整が可能で、デスクと干渉しにくくできる。また、自分の体型に合わせた位置に調節すれば、肘や腕を乗せた際に無用な負担をなくせるだろう。

 細かいことかもしれないが、筆者が過去に購入したチェアではアームレストとデスクで干渉していまい、結果的にデスクから微妙に離れた位置で利用するしかなく、それがストレスになったことがある。なので、こういう機能はありがたい。

オススメ理由 その4
疲れたらリクライニングで休憩しよ?

 いくら負担軽減が図られているといってもそこは人体。ずーっと同じ姿勢を取り続ければ体は当然ストレスを感じてしまうため適度にリラックスするのが好ましい。

 そこでオススメなのがリクライニング機能だ。多くのゲーミングチェアもリクライニング機能は搭載されているのだが、その倒せる角度が微妙なものが多く、体が変な角度で固定されると逆に首や腰を痛めてしまったり。

 ではPro X V2のリクライニングはどうかというと、なんと180度まで倒すことができるため、ベッドのように体を伸ばした状態で休憩を取ることが可能だ。このとき、アイマッサージャーなども併用すれば、ちょっとした休憩が、いつの間にやらシエスタどころではなくガチ寝になってしまうので注意してほしい。

ほぼフラットな角度でのリクライニング。ASMRなんかも聞いてリラックスしてみるのもオススメ

オススメ理由 その5 高耐久&高性能でコスパも良好

 以上がAKRacingの最上位モデル・Pro X V2の特徴だ。昨今のゲーミングチェアはやや価格帯に上昇傾向が見られ、メーカーによっては10万円を軽く超えてしまうものまで存在する。じゃあ安いので! 極端に安価な価格帯のものを購入してみると、チェアがガタついたり軋む音がする、合皮が即ボロになったりで踏んだり蹴ったりになってしまうかもしれない。すべてではないが「安かろう悪かろう」の場合もあるので、AKRacingのようにしっかりとした実績のあるメーカーの製品を選ぶことをオススメする。

 むしろ、しっかりとしたチェアじゃないと腰や足を悪くしてしまい、体を壊してしまって仕事やゲームに支障が出る、なんて結果を招く可能性があるので、チェア選びについては慎重に検討しよう。

 Pro X V2はAKRacingの製品の中でもハイエンドに位置し、価格は5万8000円前後とやや高価な部類に入る。しかし、再設計されたメタルフレームやウレタンフォーム、高品質なPUレザーなど格段に進化した結果だ。健康に直接関わる製品なので、ちょっと予算を追加して上のグレードを購入するというのはアリだ。また、補償も5年 (張地の経年劣化および昇降シリンダーについては1年保証)ということで、サポートも十分と言える。

 どっしり腰を据えてゲームを遊びたい人から在宅ワーカーまで、幅広く活躍できるゲーミングチェアのPro X V2。もしチェアの買い替えを考えているのであれば、本製品は有力な選択肢に入るだろう。

自分のデスクに置けるかの確認も大事。いや、デスクも買い替えて導入ってのもアリなのでは!?

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