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Adobe Acrobat Proを導入して承認業務を効率化 加賀ソルネットでの導入事例

2023年07月06日 16時15分更新

文● ASCII

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 アドビは7月6日、Adobe Acrobat Proを導入し、業務効率の向上やペーパーレス化に成功した加賀ソルネットの事例を公開した。

 加賀ソルネットはコンピュータネットワークシステムの設計・開発・導入・運用・保守、IT機器の販売事業などを幅広く展開。2016年4月に社内カンパニー制を導入し、ITソリューション事業を展開する「ソルネットカンパニー」、総合情報機器商社「ハイテックカンパニー」、教育市場に特化した商社「EM(エデュケーショナル・マーケティング)カンパニー」が誕生。このうち、EMカンパニーは、小学校から大学に至るまで幅広い教育機関からのICT に関するニーズに対応する。

 EMカンパニーでは案件ごとに見積書を作成し、課長や部長などの押印をもらって承認を受けてから顧客に提出しており、同様に受注書や発注書も上長の承認を得てからシステム上で処理していた。しかし、見積書や受発注書の数が非常に多いため、上長が社内に不在で承認業務が滞ることもあったという。紙ベースで処理していた承認業務の効率化を図ることを当面の大きな課題とし、有効な解決手段として電子契約を用いた承認業務のデジタル化に着目。

 電子承認システムの導入を検討するなかでタイミングよく2022年8月にAdobe Acrobat Proの電子契約機能がアップデートされたことを受けて導入。電子契約の仕組みを導入する際には他社の製品も検討したが、余分な機能が多く操作が煩雑になることや運用コストが高額なことがネックとなり、以前から社内で利用していたAdobe Acrobat Proは使い慣れたツールをそのまま活用できるという利点があったという。

 Adobe Acrobat Proの活用は承認業務に留まらず、各部署で事務作業を担っているアシスタント同士で意見交換しながら、さまざまな用途で有効活用しており、Adobe Acrobat Proで請求書をPDF化しメールで発行したPDFのURLを送信することで在宅作業にも対応。今後は承認業務のデジタル化などの活用ノウハウを、ほかのカンパニーにも水平展開するとしている。

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