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あのクルマに乗りたい! 話題のクルマ試乗レポ 第332回

電動シティレーサー・日産「AURA NISMO」は走りの高揚感がハンパない!

2023年05月20日 15時00分更新

文● 栗原祥光(@yosh_kurihara) モデル●新 唯(@arata_yui_)編集●ASCII

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その気にさせるセミバケシートはNISMOの証!

 それは運転席へ。乗降性はよくミニスカートでも問題ナシ! 着座してみるとレカロのセミバケットシートでホールド感はバッチリです。「コクピット感がとてもありますね」というのは、二階建てのセンターコンソールを採用しているから。

 USBもType-AとType-Cの2系統ありますし、ワイヤレス充電にも対応。しかも縦置きだから使いやすい! 実に細かいところまで作りこまれているのです。この辺り、日本車って素晴らしいと思うところ。

メイン画面

エネルギーモニター画面

ナビ画面が表示できるが、縮尺は変更できない模様

 「近未来感のあるデザインですね」というのは、フルLCDディスプレイによるメーターパネルと、その表示が独特だから。しかも、ナビ画面も出すことができます。輸入車ではよく見かける機能ですが、日本車で見かけることは少なかったので「やっと実装してくれたか」という気分。残念ながらスケールの変更はできませんし、たとえばプロパイロット動作が始まると、その画面が優先されてしまい、ステアリングリモコンで表示を戻さないといけないといった制約がありますが、出ると出ないでは大違い。視線移動が少なくなるのは安全にも繋がります。

Apple CarPlayやAndroid AUTOにも対応。ですがスマホ連携からのマップ表示ではメーターパネル内にナビ画面は出ないようす。ここは純正ナビの方が利用価値は高そうです

走行モードはNISMO、ECO、NOMALの3段階。NOMAL以外は、e-Pedal(ワンペダル)動作になります

 パワーユニットは日産ご自慢のe-POWER。第二世代となり軽量コンパクト化をしつつ、出力とトルクが向上しました。ユニットそのものはAURAと同一です。ですが、その制御プログラムが大幅に違うのだそう。

 タイヤサイズは、フロントとリアともに205/50ZR17で、銘柄はミシュラン「PILOT SPORT 4」。……のハズでしたが、取材日翌日が雪予報だったため、ブリヂストンのスタッドレスタイヤにチェンジされていました。実際、翌日に雪が降りまして、日産自動車の予知能力恐るべし! ということで、本来のタイヤを履いていない状態での試乗となったことを、あらかじめ申し上げます。

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