アイドルユニット「純情のアフィリア」の寺坂ユミさんが、ポルシェのBEV「タイカン ターボS」(2507万円)で富士スピードウェイを走行! しかも、アイドル服(アフィリア制服)の姿で! おそらく富士スピードウェイ史上初であり、ポルシェ史上初であり、アイドル史上初であろう、この様子をレポートします!
ゆみちぃ部長とポルシェの繋がり
寺坂ユミさんこと、ASCII.jp自動車部のゆみちぃ部長とポルシェの出会いは、2021年の7月29日にさかのぼります。この日、ポルシェジャパンはポルシェBEVの第二段「タイカン・クロスツーリスモ」のジャパンプレミアを虎ノ門ヒルズで実施しました(30分で80%充電も! ポルシェのEV「タイカンクロスツーリスモ」が日本初お披露目)。
その会場に、なぜかゆみちぃ部長が参加したのです。ASCII.jp自動車部の書記兼写真係の部員Kは、当日会場で「え? なんでいるんですか?」と驚き。どうやらASCII.jp自動車部の会計係でポルシェ大好きの部員Sが「後学のため」と、記者として召喚したのです。
記者見習いとなったゆみちぃ部長は、スマホを片手に自撮りをするなど取材を慣行。あまつさえTwitterに「納車しました。」と投稿したではありませんか。
納車しました。#Porsche#Taycanpic.twitter.com/uf2apZtU8z
— ゆみちぃ( ˇωˇ ) (@129Ym_afilia) July 29, 2021
その様子をみていたポルシェジャパンの「中の人」は、すかさず反応。ゆみちぃ部長のツイートを見つけるや、ファボをしたばかりか、フォローをしたではありませんか! ポルシェジャパンは、ゆみちぃ部長を最大限の歓待をもって迎え入れて下さったのでした。
2回目の邂逅は2021年10月のこと。ポルシェは、世界で9番目となるブランド体験施設「ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京」を千葉県木更津市にオープン。施設には専用のコースが設けられ、ポルシェで走行ができるという、まさに夢のような場所です。その場所を取材しませんか? というお誘いを受けたASCII.jp自動車部一行。「好き勝手にポルシェが運転できる」とウキウキしながらアクアラインを通って木更津へ向かったのでした。
しかし、台風直撃によりポルシェの運転は叶わず同乗体験という展開に。部員Sと部員Kはションボリしたのですが、ゆみちぃ部長はカイエンの助手席に座れて大喜び。こうして当日の取材は終了しました。実はこのときシミュレーターで富士スピードウェイを走っていたのですが、それが伏線になるとは(千葉にポルシェのサーキットができたので台風だけど走りに行った)。
そんなションボリした部員たちを知ってか知らずか、ポルシェジャパン広報部は同年12月にポルシェ・エクスペリエンスセンター東京の走行体験会を開催。今度こそポルシェが運転できる、と信じて再び木更津の地へ向かったASCII.jp自動車部一行。そして念願叶い、ゆみちぃ部長は初めてポルシェのステアリングを握ることになったのです(史上初!? アイドルがポルシェで世界的名物コーナーを果敢に攻める!)。
実はこの日、某テレビ番組がAKB系のアイドルとともに収録取材をしていたのですが、免許を取得されていないらしく、助手席での体験だった模様。それゆえ、ゆみちぃ部長は「ポルシェでポルシェ専用コースを走行した日本初のアイドル」として、その名を永遠に刻んだのでした。ひょっとしたら、世界初かもしれません。
前置きが長くなりましたが、ここまでがゆみちぃ部長とポルシェジャパンとのお付き合い。それから約1年と4ヵ月。再びゆみちぃ部長がポルシェのステアリングを握る機会をいただいたのです。
なぜアイドルがポルシェを運転することになったのか?
コトの発端は、モーターファンフェスタ2023の取材にあたり、部員Sの「せっかくだから、スケジュールが会えばゆみちぃ部長に富士スピードウェイを体験してもらおう」という一言から始まります。すると前日まで、ゆみちぃ部長は名古屋でイベントだったらしく、当日朝に三島駅でピックアップして富士スピードウェイへと向かう計画となりました。通常の取材では、部員Kがピックアップ係に任命されるのですが、この日の部員Kはイベント前日の夜までソフマップAKIBAでグラドルのリリイベ取材という大事な仕事があるため難しく、グラドル取材の大義を説いた結果、部員Sが折れて迎えに行く事になりました。
当日はイベント開始前の朝8時頃までに富士スピードウェイに到着しなければなりません。ですが、いったん三島に行くため、かなり朝は早くなります。そこで部員Sは、「速くて快適に目的地に行けるクルマ」として、ポルシェの「マカン GTS」で行くことを思いつき、さっそくポルシェジャパン広報部に連絡。するとポルシェジャパンがこのイベントに出展するという話から、「グリッドウォークというイベントの時に車をホームストレートに並べるのですが、その役割を寺坂さんにお願いするのはいかがでしょ?」と、ご指名がかかったというから驚き。
「彼女、レーシングスーツやヘルメットなど持っていませんよ」と尋ねたところ、「スポーツ走行ではないので、アイドルの服のまま運転してもよい」というではありませんか。この事をASCII.jp自動車部の連絡網(LINE)で知った部員Kは、思わずスマホを落としてしまったのは言うまでもありません。
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