Laz選手、XQQコーチ、すでたきさんがフィードバック、プロ選手も納得の製品に
車製品メーカーのゲーミングキーボード!? ZETA DIVISION監修の 「ZENAIM KEYBORD」とは?
30代を中心とした若いメンバーが主導したプロダクト
75年磨き上げた英知を踏襲
発表会では、東海理化電機製作所 代表取締役の二之夕 裕美氏が登壇。二之夕氏はまず、「東海理化は、高度な技術を求められる車のスイッチを長い間作り続け、世界で16ヵ国へ展開し、世界No.1の製品もあるメーカーに成長しました。しかし、安定した時間が長く続けば続くほど、革新的な発想が生まれなくなります。そこで、30代を中心とした若いメンバーにプロダクトを依頼したところ、ゲーミングキーボードという私の中にはまったくない発想が生まれました」とZENAIM KEYBORDが生まれた経緯について説明した。
加えて、「ZENAIM KEYBORDには、我々が75年以上磨き上げてきた技術を踏襲していますが、それだけではゲーマーの方々には満足いただけないと思い、企業の枠組みを超えて、ZETA DIVISIONの方々に協力いただいたほか、さまざまな企業さんとも協力して、オープンイノベーションで本製品を開発してきました」と話した。
また、発表会では二之夕氏とGANYMEDE ZETA DIVISION 運営プロデューサーの佐橋 明氏によるトークセッションを実施。まずはゲーミングギア市場への参入について、二之夕氏は「会社では新しいプロダクトが立ち上がる際に、最初に企画書が出てくると思うのですが、ZENAIM KEYBORDの場合は最初から試作機を渡されました。私自身はキーボードやゲームの世界に詳しくないのですが、若手のエンジニアたちが説明してくれて、なるほどこれはうちの技術が使えるなと感じた程度です。そこからZETA DIVISIONの方々に監修いただき、どんどんよくなっていき、これはスゴいことになるかもと、驚きの1年間でした」とコメント。
佐橋氏は「私が個人的に車が趣味なので、自動車のボタン1つの質感や押したときの体験の価値というものをたまたましっていて、だからこそ自動車製品メーカーさんがキーボードを作りたいというのは、今までにない製品ができるのではないかとワクワクしました。また、プロダクトを動かしている方々が、ゲーマーの目線に立って、しっかりと作られているなというのも感じましたので、ぜひご協力したいなと思いました」と話した。
続けて佐橋氏は「プロトタイプが来て、選手たちからフィードバックを受けていたのですが、性能はもちろん、キーキャップの形状から塗装まで、細かく選手たちは気にしていて、一番最後の試作機の段階で、本来開発が終わってないといけないタイミングでも、選手的にOKがだせないということで、やり直してもらったこともありました。結構無理を言ってしまったなと感じていますが、それだけこだわって監修させていただいています」とコメントした。
また、今後の展望について佐橋氏は「我々はゲームやeスポーツに関するノウハウを持っていて、東海理化さんはそのノウハウや想いを形にする力があるので、ゲーミングライフスタイルをより豊かにしていくような、新しい価値を提供していきたいです」と発言。
二之夕氏は「今後はパソコンの周辺機器を広く展開していきたいと考えています。ただ、それは私どもだけでは絶対にできないので、オープンイノベーション、チームで進めていきたいと思っています。ZETA DIVISIONの方々にはぜひその先頭を走っていただきたいです」とコメントした。
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