Laz選手、XQQコーチ、すでたきさんがフィードバック、プロ選手も納得の製品に
車製品メーカーのゲーミングキーボード!? ZETA DIVISION監修の 「ZENAIM KEYBORD」とは?
車のスイッチや鍵などを開発、製造、販売する東海理化が、eスポーツ向けのゲーミングギアブランド「ZENAIM」を立ち上げた。ZENAIMのゲーミングギア第1弾となるのが、ロープロファイルキーボード「ZENAIM KEYBORD」だ。4月27日にメディア向け発表会が開催され、製品がお披露目された。記事の前半ではZENAIM KEYBORDの概要や主な特徴を、後半は発表会について紹介する。
ZETA DIVISIONが監修
業界初の無接点磁気検知方式を採用
ZENAIMの発表と同時に発表されたのが、同ブランドとZETA DIVISIONのスポンサー契約だ。そして、ZENAIM KEYBORDの開発にあたってZETA DIVISIONの所属選手と幾度となく議論したうえで試作を繰り返し、選手の要望を可能な限り反映させたのだという。
ZENAIM KEYBORDは、自動車技術を応用したオリジナル磁気センサースイッチ「ZENAIM KEY SWITCH」を搭載する、業界初という無接点磁気検知方式(磁気センシング技術をスイッチングに応用した磁気検知方式)のロープロファイルキーボードだ。
無接点磁気検知方式により、アクチュエーションポイントが0.1mm単位で可変可能なほか、各キースイッチごとの交換もできるという。加えて、押し込みと戻りの荷重がおぼ同じに設計されているので、キーの端や中央などどこを押しても同一の操作が可能なのもポイントとなっている。なお、発売時には展開されないが、今後は交換用のキースイッチも販売予定があるとのことだ。
また、同社はスイッチを押し込んで離すという単純な動作に大切な要素が詰まっていると考え、目を付けたのがストローク。ストローク量を極端に短くすると、そのぶん意図しない入力が発生してしまうということも起きかねないので、ストローク量と入力ミスが起きない最適な数値として、ストローク量を1.9mmに設定している。
こういったキーへのこだわりにより、キーを連続で入力する必要がある動作の反応を高速にし、よりプレイヤーが思った動作を思うがままに反映できるとしている。
そのほか、プロシーンでの過酷な使用環境にも耐えるアルミ合金を採用し、堅牢性も実現している。デザインは表部分にロゴを表記しないシンプルなデザインで、キーキャップはマット加工が施してある。加えて、ライティングは文字のキー部分のみと控えめなのも、デザインと合っていて好印象だ。
ソフトウェアにもこだわり
わかりやすい設定変更が魅力的
また、ZENAIM KEYBORDと同時に開発されたのが、独自のソフトウェア「ZENAIM SOFTWARE」。こちらは、ユーザーの使いやすいを最大限に追求したというシンプルさが魅力で、1~2クリックで目的の設定までたどり着けるUI設計を採用している。
加えて、最高の瞬間を逃すことなく録画できる「キルクリップ機能」や、0.1mm単位でアクチュエーションポイントが変えられる「アクチュエーションポイント可変機能」なども搭載。さらには、すぐにプロと同じ設定にできる「プロ設定機能」も特徴的で、会場で使用した際はraz選手とcrow選手の設定が用意されていた。また、アップデートでほかのプロ選手やストリーマーの設定も追加していく予定もあるとのことだ。そのほか、ライティングのカスタマイズも可能。色やエフェクトを選択することができる。
ZENAIM KEYBORDの価格は4万3800円で、5月16日20時に販売開始予定。
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