昨年からリアル開催となった「AnimeJapan」も、今年はいよいよほぼ制限なしで開催。会場となった東京ビッグサイトはあいにくの天候となったが、コロナ禍前に近い、多くのアニメファンが来場した。
「アニメのすべてが、ここにある。」をテーマに、多数のアニメの情報や、キャスト登壇のステージ、リアル開催ならではの仕掛けやお楽しみも満載で、会場内は来場者の笑顔であふれていた。それでは3月25、26日に開催された「AnimeJapan 2023」の会場の様子を紹介しよう。
AnimeJapan 2023は東京ビッグサイトにて3月25、26日に開催
大型サイネージや展示による情報提供と
ステージを使ったブース
毎回さまざまな展示で楽しませてくれる各社のブース。大型サイネージを使い、映像で情報を提供したり、ブース内にステージを設置し、コンテンツに関する情報発信をするなど、それぞれ趣向を凝らしたブースがあるが、今年はサイネージやステージの裏側に展示を設けるといった、スペースを有効に活用にしたブースが目についた。
最大級のブースを構えていたTOHO animetionブース。入口付近に大型サイネージを設置し、映像による情報提供を実施。入場待機列はものすごく長くなり、午後には整理券配布による入場となっていた
ブース内に掲載されていた、TOHO animation 10周年記念の新作アニメビジュアル。TOHO animationの人気作のビジュアルがあちらこちらに貼ってあり、来場者の多くが写真に収めていた
アニメ化発表時から話題となっている『薬屋のひとりごと』に『葬送のフリーレン』。そしてアニメキャラクターデザインが解禁されたばかりの『怪獣8号』は早くもスタンディを展示
シーズン2と劇場版が発表されている『SPY×FAMILY』。飾れている額縁はサイネージもあり、映像でコンテンツを紹介していた
放送が終了したばかりの『お兄ちゃんはおしまい!』はモザイクアートで展示。1枚1枚がアニメ画像でできている
ステンドグラス風の『お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件』の真昼。高さ5mほどあり、大迫力の展示。ビジュアルブック「Always with you ―どんなところへも、君と―」の発売も決定した
NBCユニバーサルブースはステージを前面に出した作り。側面には『ゴールデンカムイ』のキャラクタースタンディがずらりと並んでいた
キングレコードブースはステージを主体にしたブースになっていて、おなじみの『ポプテピピック』の2人が壇上で写真撮影に応じていた
小学館集英社プロダクションはコンテンツを大きな展示で紹介していた。中でも目立っていたのは春の新作『天国大魔境』の展示。4月1日から放送開始の本作はディズニープラスなど、複数のブースで紹介されていた
今回最大のブースとなったアニプレックスは、正面にブース内が見えるサイネージを設置し、多くの来場者の視線を集めていた。ブースの横にはさらにステージスペースを設け、さらに裏側ではアニメキャラなどと写真が撮れるフォトスポットを設置し、リアルタイム情報発信、映像、展示、お楽しみコンテンツとフルパッケージで展開
夏からの放送が決定した『るろうに剣心』紹介エリアには、制作中の逆刃刀を展示。アニプレックスブースのコンテンツ紹介では見て楽しめるアイテムを用意して紹介している
MIXI_ANIMEブースは日本の城を想像させるブースで『城郭合体 オシロボッツ』と、情報が解禁された『リンカイ!』を紹介。『オシロボッツ』は2mほどのスタチューを展示し、『リンカイ!』は実際の自転車を用いながら登場キャラクターを紹介していた
KADOKAWAブースでは大型サイネージで『【推しの子】』を紹介。AnimeJapanに合わせて発表された本予告2を披露していた
『この素晴らしい世界に爆焔を!』は教室を模したスペースにキャラクタースタンディをならべて紹介
『Re:ゼロから始める異世界生活』は登場キャラクターをセリフとともに紹介。ステージでは3rd season制作決定が発表されたほか、ティザービジュアルやティザーPVも公開された。写真はステージ前に撮影したもので、左側に隠されている部分にはサイネージがあり、発表されたティザーPVが流れるようになっていたと思われる
バンダイナムコグループブースは大量のキャラクターたちのスタンディがお出迎え
劇場作品を制作中の『機動戦士ガンダムSEED』からは20周年オフィシャルブックに収録されるお祝いイラストなどを展示。ガンダムはほかにオルフェンズや水星の魔女の紹介や、ガンプラの展示などのスペースを割いていた
アイドルマスターブースはアニメ化される作品を紹介。写真は「ミリオンライブ」
『アイドルマスター シャイニーカラーズ』は2024年春からTVアニメの放送が決定。10月からは劇場先行上映される
DMM TVブースはステージを中心としたブース作り。ステージの裏側に通路を作り、配信作品や、ゲーム「コードギアス 反逆のルルーシュ ロストストーリーズ」紹介していた。ブース横に立っていたルルーシュのスタンディは福山潤さんのサインが入っていた
来場者だけのお楽しみ! プレゼントや体験コンテンツなど
リモート環境の普及もあり、AnimeJapanのステージなどはネット配信でも見られることが多くなった。また新発表情報なども続々とニュースリリースが発信され、会場にいなくても多くの情報が取得できる。しかし、来場したからこそ楽しめることはたくさんある。ここではアニメグッズのプレゼントや体験コンテンツなどを紹介する。
トムスブースで配られていた観賞券型ステッカー。抽選でプレゼントされていた
ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービーブースでは3Dトレーラーを上映。同時上映されていた宮野真守&畠中 拓により特別コメントはここでしか見られない映像。鑑賞するとオリジナル缶バッジをプレゼント
アニプレックスブースに設置されていた『豚のレバーは加熱しろ』のフォトスポット。豚に乗って写真が撮れる。フォトスポットは多くのブースに設置されていたが、アニプレックスブースはその種類も豊富だった
Fate/Grand Orderブースにはフォトスタジオを設置。プリクラのような形でキャラクターと写真撮影が可能
会場内に設置されたAJガチャ。AnimeJapan 2023のキービジュアルに描かれたキャラクターたちのオリジナル缶バッジが購入できる。とても人気が高く、午後イチくらいには完売していた
アニプレックスブースに設置された「うる星やつら ビリビリ棒チャレンジ」。STARTからGOALまで棒を動かし、一度も壁に触れなければステッカーがもらえる。参加者にはポストカードもプレゼント
ANICIブースに設置された巨大ガチャ。抽選でパトレイバートートバッグ、HIGH CARDマフラー、絆のアリルラバーバンドがもらえる。参加賞はオリジナルマスク
バンダイナムコブースではS.H.Figuartsを使ったアプリの体験が可能となっていた。専用アプリでS.H.Figuartsをかざすと、さまざまなエフェクトや表情の変化などが楽しめる
ツインエンジンブースの『魔法使いの嫁 SEASON2』の紹介では、フラッシュを使って写真を撮影することで黒板に文字が浮かび上がる仕掛けを展示
トムスブースでもツインエンジンブースと同様の仕掛けを展示していた。「BIOHAZARD DEATH ISLAND」の紹介をフラッシュを使って撮影するとゾンビが浮かび上がる
ツインエンジンブースで実施していた『ヴィンランド・サガ2』開墾体験コーナー。作中に登場する、トルフィンが森を切り開き開墾するため、木の根を引き抜くシーンを実体験できる。実際にやってみるとかなり重く、本気でかからないと持ち上がらない。参加者にはキャラクター缶バッジをプレゼント
ANIMAXブースではARや360度サウンドシステムの体験が可能。写真は『絆のアリル』のキャラクター・ミラクに話しかけると対話ができる仕組み
NBCユニバーサルブースでプレゼントしていたキャラクター紹介カードは、パーツをミク合わせることで色見本帳のようにすることができる。全32種類のカードがあるので、好みに合わせて自分だけの色見本帳ができる
グッドスマイルカンパニーブースで実施されていたくじ釣り。釣ったくじに書かれている内容でフィギュアが当たる