エンドポイント向けの有力なAIプロセッサー
ERGO 2が今年1月に完成
実はPerceive、今年1月に後継のERGO 2チップも完成させている。
今年のCESではバックステージで動作デモも行なったそうで、同社の説明によれば最大処理性能は以下のように大幅に向上している。
ERGOとERGO 2の最大処理性能 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
ERGO | ERGO 2 | |||||
MobileNet-v2 | 280fps | 1106fps | ||||
ResNet-50 | 262fps | 979fps | ||||
YOLOv5s | 44fps | 115fps |
ただ性能/消費電力比はERGOの方が多少高い(3つ上の画像と同じ条件ではERGO 2は2465IPS/Wだそうだ)あたり、プロセスそのものは引き続きGlobalfoundriesの22FDXのままなのかもしれない。
肝心のNNクラスターの中身は不明なままであるが、エッジというかエンドポイント向けの有力なAIプロセッサーの1つになるかもしれない。
この連載の記事
-
第797回
PC
わずか2年で完成させた韓国FuriosaAIのAIアクセラレーターRNGD Hot Chips 2024で注目を浴びたオモシロCPU -
第796回
PC
Metaが自社開発したAI推論用アクセラレーターMTIA v2 Hot Chips 2024で注目を浴びたオモシロCPU -
第795回
デジタル
AI性能を引き上げるInstinct MI325XとPensando Salina 400/Pollara 400がサーバーにインパクトをもたらす AMD CPUロードマップ -
第794回
デジタル
第5世代EPYCはMRDIMMをサポートしている? AMD CPUロードマップ -
第793回
PC
5nmの限界に早くもたどり着いてしまったWSE-3 Hot Chips 2024で注目を浴びたオモシロCPU -
第792回
PC
大型言語モデルに全振りしたSambaNovaのAIプロセッサーSC40L Hot Chips 2024で注目を浴びたオモシロCPU -
第791回
PC
妙に性能のバランスが悪いマイクロソフトのAI特化型チップMaia 100 Hot Chips 2024で注目を浴びたオモシロCPU -
第790回
PC
AI推論用アクセラレーターを搭載するIBMのTelum II Hot Chips 2024で注目を浴びたオモシロCPU -
第789回
PC
切り捨てられた部門が再始動して作り上げたAmpereOne Hot Chips 2024で注目を浴びたオモシロCPU -
第788回
PC
Meteor Lakeを凌駕する性能のQualcomm「Oryon」 Hot Chips 2024で注目を浴びたオモシロCPU -
第787回
PC
いまだに解決しないRaptor Lake故障問題の現状 インテル CPUロードマップ - この連載の一覧へ