img2imgでアダルト画像の収益化を目指すケースも
一方で、img2imgトレパクはすでに常態化しつつあるとも言われています。img2imgでも、通常の画像生成プロセスと同じように、1分もあれば画像を作れてしまうためです。完成度の高いイラストを元画像として使えば、簡単により良い画像が作れるため、img2imgを使った画像を「自分の作品」としてSNSに投稿する人が後を絶ちません。
さらに、img2imgでお金を稼ごうという明確な悪意があると考えられるケースも出てきました。
Twitterでは、アダルト系の二次創作イラストの画像を無断でimg2imgで読み込んだものとおぼしき画像を、pixivFANBOXで月額有料の会員制で大量に公開しているユーザーがいると報告されています。画像生成AIで作ったアダルト画像が電子書籍として販売されることがありますが、そこにimg2imgが悪用されはじめているわけですね。
該当ユーザーは数百枚単位でアダルト画像をimg2imgで読み込ませて画像を生成しているようです。筆者も投稿されている画像のうち何枚かを画像検索にかけてみたところ、元画像と思われる複数の画像がヒットし、さらに複数の作者の作品がヒットしました。現在、元イラストの著作者が気付いている様子はまだありません。
こうしたことがやがて起きるだろうと予想されていたことではありますが、露骨に出てきてしまったというところです。こうした活動をしているユーザーは、収益を目的として活動していると思われるため、注意しても活動を中止する可能性は低いでしょう。実際に注意をした人は、返信なくSNSのアカウントをブロックされたと報告しています。
現在、pixivFANBOXとしては特段の対応をしていないようですが、今後、特に投稿者が収益を得られるサービスでは課題となってくると考えられます。
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

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