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肉食ナベコの「なんでも食べてみる」 第809回

鍋も器もいらないので、会社の休憩室でも食べられる!?

ニチレイの電子レンジだけで調理できる「カレーうどん」を食べてみた

2023年01月18日 21時30分更新

文● ナベコ 編集●ASCII

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 寒くなると急に「カレーうどん」をすすりたくなりませんか? ニチレイが電子レンジのみで調理できる冷凍の「カレーうどん」を今年1月から販売開始したので食べてみました。

レンジ調理できる冷凍「カレーうどん」

メーカー:ニチレイ
商品名:「カレーうどん」(冷凍食品)
発売日:2023年1月1日発売

 「鍋・皿いらずレンジだけ」「4種の具材入り」とパッケージに目立つように配置されています。商品名はそのまま「カレーうどん」。冷凍のカレーうどんは、これまでもあったものの、“レンジだけで調理できる”というのが画期的なポイントのよう。トレイがあるので食器がなくてもオーケーなんです。シーンとしては、電子レンジが利用できる会社の休憩スペースでも温めて食べられちゃうというわけですね。においなどたしなめられなければですが。

電子レンジ専用
1.凍ったままの商品を袋から出します。
2.ラップをかけず温める。(トレイごと調理可)
500W:9分50秒
600W:8分50秒

調理前

 温めたものがこちら。食欲をそそる香りが立ちのぼ~る! ああっ!!

食べてみた!

 四角いトレイの中にドロドロあつあつのカレーうどんが仕上がっています。スープは、かつおだし、昆布エキス、ポークエキスをベースに21種類のスパイス&ハーブを使用した、コク旨カレースープに仕上げたということで、心なしかスパイスの粒感が舌に残るくらいにスパイス感たっぷり。

ドロリとした濃厚スープ
スパイスがきいています

 コクがあって口に入れた瞬間は辛さよりも旨みが勝ってます。食べていくうちに徐々に香辛料の刺激が増して身体が熱く……、ホットになるぜぃ。唐辛子のストレートな辛さは抑えられているけど、辛い物が苦手な人はちょっと辛いと感じるかも? どうでしょう。

 ちなみに私は辛いのが好きなので、さらに七味唐辛子や家にあるホットソースを足して食べてみました。が、スープが力強いためか、不思議なことにスコーピオンソースなどを足しても最初から辛さはあまり変わらなかったです。それくらいに味が濃いということ。

麺が太くておいしい!

 驚くのは麺。見ての通り、太麺ですするともっちり、コシがあります。カレーうどんのスープがかなりドロリと“強い”のですが、それに対抗できるくらいの力強い太麺です。最近「冷凍食品のレベルが高いのは当たりまえ」なんて話をよくきくけれど、それでもやはり「冷凍食品とは思えない」なんて思ってしまう。いや、ほんと、よくできていますよ。

 なんとリリースをみると、麺の長さは食べやすいように、短めに調節しているとのこと。ありがたい配慮です。

具も悪くない

 具材は豚バラ肉、かまぼこ、ねぎ、油揚げ。これらの具材も、控えめながらもチープな感じではなく、まるでどこか食堂で食べるカレーうどんみたい。

 450gと冷凍のうどん商品としては、ボリュームもしっかりスープも多めで満足していただけました!ごちそうさまです。

 カレースープが食欲を刺激するので、足らなかったら家にあるご飯を加えてみてもいいかも。断言しますが、間違いないおいしさです。

1人前あたり450g、カロリーは467kcal

鍋と食器と洗わなくていいのが魅力!

 なかなか便利な電子レンジ調理の「カレーうどん」。ネックなのは、私の家の電子レンジが古いものでおそらく出力が落ちてきているため、パッケージに記載されている目安時間がアテにならなかったこと。パッケージには500wで9分50秒程度の加熱時間と書かれいますが、うちのレンジで加熱するとその時間で底が冷たく、細かく再加熱して計13分くらいの加熱時間でようやく全体的に温かくなりました。

 これは、ニチレイが2022年に発売して話題になった「冷やし中華」でも感じたのですが、レンジ調理商品で特に「加熱しすぎるとダメ」みたいなものは、レンジが古いと加減が分からず気を使いますね。

 ニチレイの「冷やし中華」は氷が入っている画期的なもので、加熱時間を間違えなければ、麺が解凍されつつも氷のおかげで熱くならずおいしくいただけるというものでした。が、案の条、我が家の電子レンジだと通常の加熱時間だと麺が凍っていて、適した加減に温めるのに苦労をしました。温めすぎてアツアツになるのは避けたいですし。

 今回のカレーうどんも温めすぎるとおそらくスープが爆発して電子レンジ庫内が大変なことになるでしょう。

 これはあくまで我が家の電子レンジ側の問題です。が、電子レンジ加熱調理品には便利な反面、マシンの性能ありきの部分があります(電子レンジ買い替えたほうがいいというご指摘はごもっともです。今年買い替えたいな。ただ、家だけではなく会社のレンジが古いということもありますよね)。

 いや、しかしです。そのような若干の苦労もありつつ、レンジ調理できたことのメリットは大きく、なんといっても鍋と食器を洗わなくていい点がありがたい。

 私は在宅での仕事が多く、鍋に入れてコンロをで加熱するタイプの冷凍うどんやラーメンは朝兼昼食で食べることがありますし、その場合、家にあるちょっとした野菜も一緒に煮込めるのがメリットだと感じていますが、カレーうどんの場合、ちょっと話が違う。汚れが……。カレーの汚れと闘うのはカレーが日本にもたらされた瞬間からの宿命なのでしょうか。

 電子レンジ調理だけ、付属のトレーだけで完結するニチレイの「カレーうどん」であれば、鍋や食器を洗わなくてオーケー。飛び跳ねしてカレーが服につくことがなければ勝ちです!

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