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T教授の「戦略的衝動買い」 第714回

春に衝動買いした15.6インチ「echo show 15」をやっと設置したら、なかなか便利!

2022年12月23日 12時00分更新

文● T教授 撮影●T教授 編集●ASCII

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2022年3月に宣伝に乗せられて衝動買いした「echo show 15」だったが、設置場所が決まらず12月中旬まで食卓上に平置きで使っていた……

設置場所が決まらぬまま8ヵ月もの長期間を
無駄にダイニングテーブルの上で過ごしてしまった……

 実は2022年の3月に、アマゾンから歴代最大サイズの15.6インチ液晶ディスプレイを搭載した、echo show 15の購入の勧誘メールが届いた。即日衝動買いして、翌4月の初旬には自宅宛てに配送された。しかし、ひょんなことから8ヵ月もの長期間を箱に入ったまま自宅のダイニングテーブルの上で過ごすことになってしまった。

echo showのシリーズでは最大の15.6インチ液晶を搭載したモデル

 echo show 15は、従来のecho showシリーズの中では最大サイズ。従来製品のように、デスク上に直置きする以外に別売の専用スタンドで大きな額のように立てかけて設置したりもできるが、同梱の壁掛け用マウント金具とネジを使用して壁面に取り付けるのが基本形のようだ。

パッケージには本体以外にACアダプター、取説以外に壁面取り付け部材が入っている

 echo show 15のパッケージには本体と壁掛け用マウント金具、ネジ以外に専用ケーブル付きACアダプターとクイックスタートガイドとお知らせ、重要情報の小冊子などが同梱されている。

 echo show 15の標準的な壁面取り付け方法は、石膏ボードに電気ドリルを使って直径8mm程度の大きな穴を開け、まずアンカーを取り付ける。続いてネジでぶら下げ用の金属プレートを取り付ける、といった一般的なタイプだ。なかなか失敗が許されない作業だ。自前で原状回復が条件の賃貸マンションでなくても、少しビビりそうだ。

echo show 15をマンションの石膏ボード壁面にミニマムな取り付け跡で確実に固定できる「壁美人 Echo Show 金具」も同時に意欲的に衝動買いした

 echo show 15を衝動買いした時には即取り付けるつもりだったので、echo show 15の基本パッケージに加えて、サードパーティが発売している石膏ボード用の固定金具「壁美人 Echo Show 金具」という製品も同時に買った。筆者のような素人向けの便利なツールまで手に入れていたが、家の中のどこにecho show 15を取り付けるかが決まらないまま、8ヵ月が無駄に過ぎてしまった。

壁美人の内容物。強度の高いホッチキスの交換弾が付属する。右下の金属プレートはecho show 15本体の付属品、電気ドリルで8mm大の穴を開けてアンカーを使ってネジ止めする

 本来、興味がないわけではないので衝動買いしたecho show 15は、翌日から長い期間ダイニングテーブルの上で不遇の幼少期を過ごすこととなった。ひとまず電源をつなぎ、初期設定も終了し筆者と家族の音声IDとビジュアルIDも登録し、声や顔認識をして各自の「今日の予定」や「やることリスト」「買い物リスト」「お天気や気温」などでそれなりに働いていた。

ACアダプターを接続して設定作業は終了したが、行き場所がなく8ヵ月間が過ぎた

 しかし、24時間8ヵ月も常時テーブル上に平置き状態なので、時には画面の上に雑誌やチラシやUSBケーブルなどが置かれたりして、echo show 15としては本当にかわいそうな幼少期だったと思っている。

 11月に入って今年やり残したことをいろいろ考えていたら、食卓の隅っこにあるecho show 15が目に留まった。そしてアッと言う間に12月。師走とはおもしろいもので、どうも「このまま年を越してはよくない」という気持ちが俄然強くなってきた。「何とか年内にecho show 15をどこかに吊るそう」というのが、家族全員の目的となっていた。

食卓の上で長い不遇の時を過ごした筆者のecho show 15

 12月も中旬に入り、いよいよお尻に火がつきだした。しかし家中の壁のどこを探してみても、echo show 15に適したスペースはなかなか見つからない。要件はそれほど大変ではないと思うのだが……縦置き横置きのどちらかが可能な「40×25cm」ほどの何もない壁面、取り付け金具を含めてもせいぜい出っ張りは5cmほど。

 縦置き・横置きを時によってダイナミックに切り替えたければ50cm平方ほどの面積が要るが、もはやそんな贅沢は考えていない。そしてもう1つの重要な要件は、ACアダプターを使うので壁面コンセントが近くにあることくらいだ。

 家族会議の結果、家族が1日に何度も通過する場所、立ち止まってecho show 15を指先で操作しやすい場所。リビングにいても食卓側にいてもecho show 15が何とか見える場所……ということで、最終的に玄関に繋がる廊下に出るリビング内に設置することを決めた。周囲にはLDKの天井ライトスイッチやインタフォーン、床暖房のスイッチなどがある壁面だ。

最終的に家族とも相談して決定したecho show 15のパーマネントな設置場所はインターフォンの上

 昔はその空間にプロジェクターで100インチ近い映像を映したりしていた大きな壁面だが、すでにプロジェクターも使っておらず自然に流れるまま大きなクリップボードになってしまい、多くの写真が無造作に貼られている空間だった。今回は、それらすべての写真を取り除いて、echo show 15のフォトフレーム機能で順次表示させることにした。

30数枚の写真などを撤去して久しぶりにスッキリし過ぎたリビングの壁

設置場所さえ決まれば
壁美人での取り付けは簡単!

 さて、やっと壁美人の出番だ。まずは一時的に、両面テープでecho show 15を壁面に取り付けてバランスを見てみた。続いて壁美人を使って、付属のホッチキス用専用弾32個を180度開くホッチキスに入れ、「タッカー打ち」でどんどん打ち込んでいくだけで完成だ。壁美人の金属引っ掛けフックは、想像のはるか上で安定して固定できた。

設置後のイメージを体感するために、両面テープで一時的にecho show 15を固定してみた。後は壁美人の取説に従って180度開くレガシーなホッチキスでタッカー打ちだ

 壁美人の壁面取り付けは、本来なら水準器を使って厳密にやるのが正しいが、付属のテンプレート用紙でも大丈夫だった。echo show 15は、ガッチリと水平に固定できた。もうこれで、あとはecho show 15を取り外した多くの写真代わりのフォトフレームとして活用できれば十分だった。しかし、実際にecho show 15がいろいろなデータを表示してくるのを見ていると、だんだんと欲が出てきた。

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