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Hondaの赤バッジ「TYPE R」が新旧合わせて早朝のオートバックスに集合!

2022年12月20日 12時00分更新

文● 栗原祥光(@yosh_kurihara) 編集●ASCII

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モーニングミーティングに参加された方々

 毎月恒例、A PIT オートバックス東雲の「モーニングミーティング」。今回は、先日誕生30周年を迎えたHondaのTYPE Rグレード大集合です。今回はどんなオーナーさんが集まったのでしょうか。そして、どんな赤バッジのクルマが来たのでしょう?

台数は少なかったけど
オーナーは熱い人ばかり!

 イベント前夜が雨だった関東地方。開催時間になると雨は上がっていたものの、この冬一番ではないかと思えるほどの肌寒さ。これは集まらないのでは? という悪い予感は見事に的中し、開始時刻になってもクルマの数はまばら。残念ながら台数は多くはありませんでしたが……。

初代NSX-Rと最新のシビックTYPE Rが並ぶ奇跡!

 集まったクルマはというと、5代目シビック TYPE R(FK8型・2017年~2021年)がほとんど。運営スタッフと「さすがに最新のFL5型は来ないでしょうね」と話をしていたら、なんと2台が参戦! 「NSX-Rとか来ないでしょ」と思っていたら、なんと前期型と後期型が登場。しかも運よく初代NSX-Rの次にFL5型がやってきて、隣の駐車枠に並ぶという奇跡が起きました。これには誰もが大歓喜!

NSX-Rが小さいのか、シビック TYPE Rが大きいのか……。もっともNSX-Rは2名乗りの車ですからね

 「シビック TYPE R、大きいなぁ」「NSX-Rが小さいんよ」と新旧Rの話で盛り上がったのでした。30年でここまで車は変わるんですね。

 あとは初代シビック TYPE R(EK9型・1997~2001年)とか、インテグラが来たらうれしいと思っていたら、EK9が快音を轟かせながら登場。残念ながらインテグラの姿はありませんでしたが、TYPE R ユーロという、普段はお目にかかることが少ないレア車も参上し、数は少ないものの、実にバラエティー豊かなラインアップとなりました。

 早速、FL5オーナーさんにお話を聞いてみました。「もともとZ33に乗っていたのですが、家族のことも考えてFL5を10月に注文しました。ディーラーで1番でしたね。で、この前入庫しまして」とのこと。もう1台のオーナー様も「SUBARUからの買い替えです。久しぶりのMTでドキドキでしたけれど、運転しやすいですね。僕も10月にオーダーしました」と、年内納車の喜びを語りました。「まず、運転しやすいですし、乗り心地がよいんですよ。でありながら、サーキットで遊べる。これは凄いですね」というように、すでに筑波サーキットなどで走らせているのだとか。乗りだしは530万円位だそうで「高いといえば高いですけれど、安いと思えるほど満足度は高いクルマです」と笑顔で語ってくださいました。

 ここでオーナーだからこそ聞ける不満点を教えてもらいました。「ナビですね。GPSが飛ぶというか、ロストするんですよ。あとサーキット走行のログソフトがあるのですけれど、GPSが飛ぶので、記録できていない時があるんです」とのことです。

 改造に関しては「する必要ないでしょ」と。「強いて言えばホイールですね。普段用を買って、サーキット走行は標準にしようかと思っています。設計者がこのホイールで詰めているのですから、それが一番です」という考えを披露してくださいました。別のオーナーさんはは純正オプションのリアスポイラーに変更。「でもその程度ですよ。いじらないと思います。すごく満足しています」だそうです。まだFL5のパーツは多くないですからね。

 続いてFK8型オーナーさんにお邪魔。よく見ると後期型ではありませんか!「すぐに受注終了になっちゃいましたよね。運が良かったです」と笑顔。こちらはよく見るとホイールが18インチへとインチダウンされていました。

 「スタッドレスなんですよ。で、20インチだとサイズがなかったりするので、普段は18インチですね。で、純正ホイールと似たようなデザインのものを買いました」とのこと。TYPE Rに乗っての不満点を聞くと「オートワイパーとオートライトですね。変な時に動いたり、動いてほしい時に動かなかったりします。ライトもいまだ明るい3時頃についたりしますし(笑)」だそう。そして「走らせていると、いつも後ろにパトカーとか白バイがいるんですよ」と、笑いながらTYPE Rならではの苦労をお話してくださいました。

 気になるチューニングについては「動力性能や運動性能には全く不満ないです。乗り心地もいいですし、でも走って楽しい! これはいいクルマですよ」と言葉を弾まされていました。「むしろいじるところありますか? 性能を使い切るようになってからチューンをしますが、そうなる時は来ないでしょうね」とおっしゃっていました。最近のTYPE Rオーナーは純正のまま楽しまれる方が多いのかもしれません。

 ほかの方にもお話を聞いて回ろうと思ったのですが、あまりの寒さに皆様店内へ避難。オーナー様を見つけることができませんでした。ちなみに30代前後の方が多く「家族がいるから4ドアを選んだ」と、実用性と走りの楽しさが両立しているから選んだとのことでした。ちなみにHondaやRed Bull Racingのウェアで身を固められた方の姿はなく、実にカジュアルな装いでした。TYPE Rというと、クルマオタクの人ばかりになるのかな、と期待していたのですが、そのようなことはなく。そしてクルマもチャンピオンシップホワイトだらけ、と思っていたのですが、意外とカラフル。たとえばSUBARUですとブルーだらけになるのに対して、TYPE Rオーナーはそこまでストイックではないのかも。

 会場には、自動車専門媒体の筆者が作成したというホイールを展示。色々なお話されていました。

 赤いバッジのクルマが集まった今回のモーニングミーティング。次回の開催は2月を予定しています。気になるテーマは「ロードスター」。今度はどのようなオーナー様がいらっしゃるのでしょうか。楽しみです!

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