LINE、Zoomでは難しい現場作業のビデオ通話をDX化するクアンド「SynQ Remote」
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かかりつけ医の記録やデータ活用を支援する株式会社レイヤード
株式会社レイヤードは Web問診ツール「Symview」とかかりつけ医プラットフォーム「Kakarite」を提供する。政府は近年の医療制度改革で「かかりつけ医」を推進している。患者が重症化する前にかかりつけ医が予防策を講じることで、医療費を削減する狙いだ。
しかし、かかりつけ医は1人あたり平均1万人の患者を抱え、1日約80人を診察する。患者の管理やデータ活用に課題が多く、DX推進が急務だ。レイヤードは患者向けに「Symview」を開発。患者は事前にWeb上で問診票を記入する。記入されたデータは医師向けに提供される「Kakarite」に送られる。医師はデータを活用したり患者との対応を増やしたりすることで、重症化患者を減らすことに注力できる。
毛塚代表取締役は「自治体や製薬会社との連携を進め、医療データのクラウド化やビジネス活用など今後拡大が見込める市場を狙う」と述べた。
医療データに特化したデータクレンジグソフトウェアを開発、株式会社Yuimedi
株式会社Yuimediは医療データに特化したAIによるノーコードのデータクレンジングソフトウェア「Yuicleaner」を開発する。医療データは研究に活用したい製薬会社とデータ提供で収益を得たい医療機関のニーズが合致しているものの、受け渡しが円滑に進まない課題がある。原因としては、データが構造化されていないことや改ざんを防ぐ方法が確立されていないことが挙げられる。
「Yuicleaner」を導入した医療機関は、手作業でデータを作成していたときに比べ、作業時間を500分の1に短縮した実例もある。医療データの活用が進めば新薬や治療方法の研究が加速度的に進む。
グライムス代表取締役社長は「最終的にはマーケットが大きい治験での利用を見据えて開発をする」と展望を語った。