みなさんは歯医者、行っているだろうか。
筆者は、数年さぼっていたので今年の4月に奮起して通い始めたのだが、6月にまた行かなくなってしまった。
虫歯がなくても、クリーニングに通うことで虫歯の予防や早期発見に繋がるし、通いたいなあと思うのだが、痛くならないと人は対処しないものである。
そんな折、この連載にも何度か登場している筆者の推しである、モデルでコスプレイヤーの近衛りこさんが秋葉原の「萌え歯医者」で働き始めたという情報を耳にした。近衛さんは歯科衛生士の資格を持っているのである。
というか、「萌え歯医者」ってなんだ??
確かに、歯医者とフェティシズムは切り離せない関係にある。口腔内を触るからね。
でもそれは、密かなもので、口に出してはいけない何かなはずだ。
歯医者で働いている人はフェティシズムを提供しようとしておらず、医療行為を提供しているのだから当たり前の話である。
そこの禁足領域に踏み込む歯医者がいるとは…!
近衛さんが歯科衛生士の資格を取った時から近衛さんのいる歯医者にいくのが夢だったので、萌え歯医者である「アキバ歯科」にお邪魔することにした。
※特別な許可をいただいて撮影しています。
制服かわいすぎんか?
予約は普通に公式WEBサイトで行なった。
思ったより普通の歯医者の感覚で予約が取れる。そこまで混んでいるということはなさそうだ。夜23時まで、土日もやっているというのは平日昼間時間の取れないビジネスパーソンにも行きやすくてありがたい。
予約当日、ドキドキしながらアキバ歯科へ向かう。
アキバ歯科は中央通り沿いにある。中央通り沿いの猫カフェの隣のビルといったら秋葉原詳しいパーソンにはわかるだろうか。
コンカフェの多いビルだ。「歯科」の文字が異質。
2階について、エレベータを降りる。
あれ、思ったより歯医者だ。
もっとコンカフェ然としたキャピキャピな内装なのかと思った。コンカフェの内装というのも私の中のイメージでしかないが…。
近衛さんが出迎えてくれた。
制服かわいすぎんか?(もちろん近衛さんはかわいい)
クリニックっぽさとふりふりな感じがちょうどよいバランスでよい制服である。
問診票を受け取って、辺りを見回すと写真集や漫画の棚があった。
近衛さんなど働いている人の写真集があるのは萌え歯医者っぽい。
問診票に記入をして行く。
まずは希望する内容を記入していく。「歯磨き練習」があるのが特徴的だ。
治療がメインになりがちな歯医者で、クリーニングや検診が治療と同列のサイズの項目になっているのは良いなと感じた。
というか治療が項目の1番最後だ。
筆者は今回「歯のクリーニング」にチェックを付けた。
次回ホワイトニングをしようと考えており、それの前段階だ。
個人情報の記入も独特だ。
「院内での呼び方」を記入できるようになっている。
確かに、オタク同士院内でかち合った時、本名で呼ばれるの気まずいもんね…。
筆者は「きゅんくん」で指定した。
もう一つ独特の記入欄がある。
対応するスタッフを希望できるようになっているのだ!
Twitterでも歯科衛生士・歯科助手のシフトを公開していたりと、「萌え歯医者」らしさを感じる。
筆者は「このえりこ」と記入した。
普通の歯医者でスタッフの希望を出そうとするものなら、完全に「やばいやつ」扱いだ。
普通の歯医者では排除される希望や要望が通るのは、ある意味安心感を感じる。
「ここでは許される」という安心感だ。
普段の生活習慣を推しに記録される
治療室に入り、診察を受ける。
うん、普通に歯医者だ。
患者用モニターが大きいのが印象的だった。レントゲン写真などが見やすい。
診察が始まる。
単純に考えて、フェティシズム的に、推しに口腔内を触られることが今回の「萌え歯医者」体験のハイライトなのではないかと筆者は考えていた。
しかしそれは間違った認識だった。
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