オシャレは足下から!
レクサスもそれは変わらない
再びエクステリアをチェックするゆみちぃ部長。
「これ可愛いですね」と指さしたのは、なんとホイールとホイールアーチ。オシャレは足元から、なのですね。「SUVらしくホイールアーチもついていますね」と、だんだんクルマに詳しくなるゆみちぃ部長。「でも、ボディーカラーによっては同色の方がいいかもしれません。こればかりは実車を見ないとですが」とのこと。
そして目ざとく、そしてあざとくルーフレールを見つけたゆみちぃ部長。「こういうのって、なんかアウトドアな感じがしますね。レクサスのそれは、アウトドア感を出しながらオシャレですね」と、これまた気に入ったご様子。こちらはオプションで3万3000円です。
「部員Kさんの好きなシャークフィンですよ!」と、ゆみちぃ部長。シャークフィンの件は、ライズの記事をご参照いただければなのですが、部員Kは折れやすいバーアンテナはあまり好きではありません。シャークフィン一択です。
「ヘッドライトも素敵。クロームがイイ感じ」。もはや見るものすべてに虜になっているかのような発言です。ミラーは近接時の警告灯が用意されています。
まさに走る応接室的な車内空間
お楽しみの運転席へ。「今まで乗ってきたクルマたちとは全然違う世界観ですね。大きなディスプレイが目を惹きます」と、憧れのレクサスのステアリングを握りながら、早く動かしたくて仕方ない様子。「パドルがついているんですね」とカチカチ触るゆみちぃ部長。「これがつくと、なんかスポーツカーっぽいというか」とのことですが、これは回生量の調整に使います。そして「なんか、コクピット感が強いですね」とセンターコンソールをチェック。
「運転席側が開くアームレストは小物入れのみですね。何か端子が用意されているわけではなさそうです」と隅々までチェックしてから、「スマホトレイはワイヤレス充電に対応しているんですね。大型のスマホにも対応できると」と、iPhone XS Maxを置いて確認します。そして「スマホトレイの下が収納になっていて、そこにアクセサリーソケットとUSB Type-AとType-Cの端子が1つづつあるんですね。6.5型のiPhone XS Maxを入れてもフタは閉まりますが、ケーブルを装着した状態だと端子が引っかかって無理みたいですね」。さすがASCII.jp自動車の部長、部員Kの説明は不要のようです。「スロットインのディスクプレーヤーがあるのは面白いですね。輸入車だとあまり見かけない装備だと思います」と、もはや自動車評論家のようです。ちなみに、こちらはオプションで18万1500円になります。
電子ミラー(オプション)のあたりをチェック。SOSボタンのほかに、何やら見慣れないボタンがありますので、触ってみるとムーンルーフが姿を現します。「オープンカーほどではありませんが、解放感が出てきますね。お花見とかの時期によさそうです」と高評価。こちらは11万円になります。「え? スロットインのプレーヤーの方が高いんですか?」。その場にいた誰もが驚いたのは、いうまでもありません。
メーターパネルはLCDを主とするもの。SPORT、NOMAL、ECOと3種類の走行モードによって、センターメーターの色が変化します。ワイドスクリーンディスプレイのように湾曲しているように見えますが、LCDそのものは平面です。
ガジェット大好きのゆみちぃ部長的に、センターディスプレイには触れずにはいられません。「なんかタブレットみたいですね。それにメーターパネルよりも上にディスプレイがせり出ていないのはいいです。上にあがっちゃうと視界が悪くなりますから」と好印象。「画面はかなり高精細でレスポンスもイイです。文句ナシ!」ということで、さまざまな画面を呼びだしては、ポチポチと押しまくり。車両設定もなんでもこれで制御します。では、一通り触ったところで、走り出してみましょう。
車重があるゆえの安定感
モーター駆動らしい滑らかな走行性能
まずはイグニッションボタンをポチっと。「画面が出てきた以外、何も変わらないんですけれど」ということで、音がほとんどしません。Dレンジに入れて発進。「ほんとに音がしない! すごく静か!このエンジンすごい!」と感動しきりの様子。ですがコレには秘密がありまして、NX450h+は電源を入れただけでは、強制的にモーターだけの走行(EVモード)になるのです。
つまり、そのまま走り続けると88km先で電池切れ……。「それは困ります!」というわけで、EVとHVの切り替えボタンをポチっとな。「あ、エンジンが動いているのがわかりますね。でも静かだと思います。ただ、今まで無音だったので、違いは顕著に感じてしまいます。人間って欲深い生き物ですね」と哲学者かのようなコメントを残す読書家部長。
「まず、クルマそのものが重たいからか安定感がイイです。それでいて、乗り心地も絶妙にイイです。街乗りで不快さを感じることはありませんね。しっとりした乗り心地、という言い方が適切なのかな。いい物に乗っている、という感を強く受けますね。重たいから速くないのか、というと、全然そんなことはなくて。ちょっと踏むと勢いよく加速しますね。モーター駆動のクルマらしい滑らかさもあります。驚いたのは、3つのモードがかなり顕著に変わるということ。ECOはアクセルを踏んでもあまり進まないで、ちょっと重たさを感じるなぁと思っていたのですが、NOMALにすると普通。で、SPORTにしたとたん豹変! ステアリングも重たくなって、かなり硬派で過激なモードになるんですよ!」
「ちょっと大きいかな、と思ったのですが、乗ってみるとそんなことはなくて。視界が広いから運転しやすいように感じます。これより大きくなると、ちょっと大変かなぁ」
レクサスでのドライブを楽しむゆみちぃ部長。相当気に入ったのか、なかなか帰ってきません。で、お留守番役の部員Kはひとりぼっちでションボリです。暖かい日だったので、次第に眠くなってきた部員K。こともあろうに、ベンチでウトウトしていたら、いつの間にか戻ってきていました。そして思わぬ光景を見てしまったのです。
クルマを前にして、レクサスNXのカタログを見ているではありませんか! 「この色、いいなぁ。でもFスポーツグレードしかないのか」とか「この赤いレザーいいなぁ。でも〇〇グレードでしか選べないのね」これはガチで買う気なのか? 「いや、800万円は……」と、部長は言葉を濁しました。
「レクサスNX、カッコいいですし、さすが高級車というクオリティーで、ほんとにイイですね」と、相当気に入られたご様子。「確かに街でレクサスを見かける理由がわかりますね。特別な気分になれるクルマですよ」と、べた褒め。
その一方で「いろいろなクルマに乗せていただくと、どんどん贅沢になっちゃいますね。そしてまたひとつ、贅沢になっちゃいました。どうしてくれるんですか」と、手配した部員Kに文句をポツリ。部員Kは「いやいや、貴方が乗りたいと言ったんじゃないですか。大変なんですよ! レクサスを借りるのって!」と、思わず心の声がポロリと出てしまったのでした。
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