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Windows Info 第332回

Windows 11の大型アップデート「Ver.22H2」ではこんな改良点がある【エクスプローラー&タスクマネージャー】

2022年06月19日 10時00分更新

文● 塩田紳二 編集● ASCII

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タスクマネージャーが大きく刷新 モダンなスタイルに

 タスクマネージャーは、Windows 10でも細かい改良が続いた。Windows 10では主に表示内容の更新が行われたが、22H2では、ようやくウィンドウ全体が改良され、設定などと同じく、左側にタブが配置される「モダン」なウィンドウスタイルになった。

タスクマネージャーは、GUIが一新して左側にタブが並ぶ「モダン」なデザインとなった。ただし、表示できる項目は従来と同じ

 表示される項目は同じだが、「パフォーマンス」は、グラフの更新タイミングを3段階に設定でき、更新を停止することも可能になった。これらは、新しくできた「設定」で変更が可能だ。

新しいタスクマネージャーは、独立した設定ページが新設された。「リアルタイムアップデートスピード」で、パフォーマンスのグラフの更新速度を3段階で指定できるほか、更新を停止させることも可能になった

 このほか、いくつかのアプリケーションが追加、名称の変更、改良がなされた。

 まず、「Family」と「Clipchamp」の2つが標準アプリとして追加されている。Familyは、Windows 10からあった「家族アカウント」と、Outlook.com側のfamily Safetyサービスをアプリとして一体化したもの。家族のアカウントをファミリーとして登録し、スマートフォンにFamily Safetyアプリを入れることで、FamilyアプリからPCの利用制限や家族の位置情報、家族内カレンダーや共有OneNotesなどを利用できるようになる。子供が小さいうちは使い道もあるかもしれない。

Familyアプリは、従来のファミリー機能とスマートフォンアプリを併用するFamily Saftyなどをまとめて家族用アプリとしたもの。子供用のコンテンツフィルターや支出(Microsoftアカウント)の管理などもここから可能

 Windowsには、ビデオエディター(Photoの組み込み機能)があるが、Clipchampは独立した動画エディターだ。あらかじめ用意されたテンプレートを元にビデオ編集ができる。ざっと見た感じ、テキストを発声してナレーションを付ける機能などがあり、いわゆるYouTubeに投稿するビデオを作るようなものなのだろう。アプリ内からストック動画や静止画、テンプレートを入手可能だが、一部有料のものも含まれるようだ。

独立アプリの動画エディターClipchamp。テンプレートを使って動画作成が可能。ナレーター音声でナレーションを付ける機能もある

 名称の変更としては、まず、Windows Media Playerが「Windows Media Player Legacy」になった。Windows 10の「Groove Music」がWindows 11で「Media Player」になり、そろそろ存在が邪魔になったからだと思われる。また、Windows Terminalはスタートメニューでは、単なるTerminalになった。ただし、アプリの概要では、自分自身を「Windows Terminal」と表記しているので、おそらくスタートメニューにおいてだけなのであろう。

 あとは、細かい機能や直接見ることができない機能などになる。次回はこれらをまとめて、Windows 11 Ver.22H2の機能紹介の最後とする予定だ。

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