新型コロナウイルス感染拡大も落ち着き、駅や空港も活気が戻りつつある。
そんななか、全日本空輸(ANA)は、新サービスモデル「ANA Smart Travel」を発表した。
この2年間、コロナ禍によって、我々の生活は一気にデジタル化が進んだ。会議などはオンラインが増え、レストランに食事に行けない中、Uber eatsや出前館で食事をデリバリーしてもらうようにもなった。マクドナルドやスターバックスも、事前にアプリでオーダーしておき、店舗に着いたらすぐにピックアップできるサービスのユーザーが増えつつある。
そこで、ANAも「旅をスマホがおもてなしする」というコンセプトのもと、デジタルサービスの融合に着手した。
スマホでチェックイン
これまでもANAでは搭乗客に対して、様々なデジタルサービスを提供してきた。しかし、そもそもサービスの認知度が低かったり、使い勝手がイマイチだったりと、あまり使われてないものも多い。
そこで、ANAでは、それぞれのサービスをアップデートし、新たなサービスを追加。旅の準備から搭乗、機内サービス、旅先でのアクションなどを一気通貫で、ストレスのないスムーズな旅を提供する「ANA Smart Travel」というコンセプトを提唱し始めたのだ。
最も大きく変わるのが「チェックイン」だ。これまで飛行機に乗る際は、空港でのチェックイン手続きが必要だった。しかし、スマートフォンユーザーが増えてきたと言うことで、ANAでは全国51空港にある自動チェックイン機、437台を来年中には撤去する方針だ。
ほとんどのユーザーがスマートフォンで、出発時間の24時間前からオンラインチェックインをすることで、空港に到着した際は、すぐに荷物を預け入れ、そのまま保安検査場を通り、ゲートに向かい飛行機に乗れるようにするという。
保安検査場で渡される黄色い紙や、搭乗口で渡されるピンクの紙も不要になる。
すでにANAアプリでは、チェックインが可能になる時刻には通知やメッセージが届くようになっているし、アプリを開けば、すぐにチェックができるようになっている。チェックインをすれば、モバイル搭乗券としてQRコードも表示される。
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