ユーザックシステムは5月10日、同社が開発・提供するRPA「Autoジョブ名人」が、食品卸売業のマツヤに導入されたと発表した。
マツヤでは、前夜のうちに届いた注文を早朝6時頃から処理し、その日のうちに取引先に届けるという「リードタイムが非常に短い作業」を毎日複数回、繰り返し行なうことから、一つひとつの作業時間をいかに短縮するかが課題となっていた。
そこでマツヤは、取引先の多くが利用しているホテル購買システム「IPORTER」と、企業間商取引のクラウドサービス「BtoBプラットフォーム(インフォマート)」から受注データをダウンロードする作業(WebEDI)を自動化する方法に着目したが、同社のシステム管理部ではRPAのシナリオ開発に時間を割くのは難しいと考えていたという。
解決法として、注目したのがユーザックシステムのAutoジョブ名人で、Autoジョブ名人の導入後、IPORTERとBtoBプラットフォームのブラウザー操作を自動化する開発済みシナリオ(標準化スクリプト)を名人マーケットからダウンロード。
そして、ユーザックシステムのサポートメニュー「カスタマーサポートプラン」を受けつつ、取引先ごとのIDやパスワードなどを次々に設定。結果として、1ヵ月の間に106本もの自動化シナリオを開発、年間では3276時間もの業務効率化を実現したとしている。
この連載の記事
- 第28回 自己流だが強い意志でスクリプトを開発 年間4800時間削減を達成した豪腕開発者
- 第26回 味の素冷凍食品のRPA浸透プロセス 5つのステップで現場開発者を育成
- 第25回 電帳法対応でやることが増えた! 人手をかけずに効率化した4社の事例
- 第24回 山形県のITサービス企業がたどり着いた答え 二度のRPA導入挫折からの達成
- 第23回 ユーザックシステム、「Autoジョブ名人」を導入して月間450~500時間分の改善効果を実感したH2の導入事例を紹介
- 第22回 ExcelマクロとRPAの合わせ技で受注の自動化を実現したベジテック
- 第21回 ユーザックシステムのRPA「Autoジョブ名人」とスマホ発注アプリ「Pittaly」で受発注業務をデジタル化 マルマンへの導入事例を公開
- 第20回 ユーザックシステムの「Autoジョブ名人」が医療法人 英仁会 大阪ブレストクリニックに導入
- 第19回 本番ありきで機能強化 現場への説明を繰り返した旭シンクロテックのDX
- 第18回 ユーザックシステム、モランボンの「名人シリーズ」導入事例を公開
この記事の編集者は以下の記事もオススメしています
- ユーザック、「Autoジョブ名人」Ver.5.1をリリース。IEサポート終了に対応
- ユーザックシステムのRPA「Autoジョブ名人」が「BOXIL SaaS AWARD 2022」にて「BPO/コンサル/RPA部門賞」を受賞
- そもそも業務改善とは? その進め方や効果、向いている業務・部門を探る
- 【5/11・5/25開催】ユーザック、オンラインセミナー「WebEDIの作業時間をゼロにする!1か月でできる自動化の仕組みを紹介!」
- ユーザックシステム、モランボンの「名人シリーズ」導入事例を公開
- ユーザックシステム、文房具のトータルソリューションを進めるMDSのスマホ活用事例を紹介
- 山形県のITサービス企業がたどり着いた答え 二度のRPA導入挫折からの達成
- ユーザックシステム、「Autoジョブ名人」を導入して月間450~500時間分の改善効果を実感したH2の導入事例を紹介