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T教授の「戦略的衝動買い」 第676回

時刻表示だけじゃないニキシー管風デジタル時計「D'ESIGN IPS」を衝動買い

2022年03月25日 12時00分更新

文● T教授 撮影●T教授 編集●ASCII

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現在時刻のデジタル表示だけではなく、スマホ写真なども規定サイズに変更することで、アルバム表示も可能な「D'ESIGN IPS」ニキシー管風デジタル時計

 筆者がオレンジ色に輝く本物のニキシー管を生まれて初めて見たのは、中学校時代に数学の先生が授業中に自慢していた超大きな電卓だった。その後は、日本橋や秋葉原のパーツ屋さんでニキシー管を使った様々なキットを見かけることはあっても、なぜか購入にはいたらなかった。

 そんな筆者が、ニキシー管の雰囲気を別テクノロジーで表現した「なんちゃってニキシー管時計」をクラウドファンディングで見つけたのは、今から4年前の夏だった。当時69ドルと異常な安さで速攻でプレッジした。そして1年後の2019年夏前に受け取り、当コラムでも「“なんちゃってニキシー管”の「Gixie Clock」を衝動買い」とご紹介した。

3年前に衝動買いしたGixie Clockは、ニキシー管の雰囲気を見事に表現した本格的な「なんちゃってニキシー管時計」の先駆者だ。送料込み79ドルにも驚いた

 それ以来、なんちゃってニキシー管のプチファンになった筆者は、ネットや秋葉原でいろいろなニキシー管を使ったガジェットを眺めてはいたが、衝動買いにはいたらなかった。ところが今年の初めに、やはりクラウドファンディングで見つけた、パソコンとUSB接続して表示をカスタマイズできるニキシー管風デジタル時計を3月中旬に手に入れた。

 今回ご紹介する、なんちゃってニキシー管デジタル時計は「D'ESIGN IPS」(デザインアイピーエス)と名付けられた、コンパクトな6枚の0.96インチ液晶パネル(アスペクト比1:2)を採用したニキシー管風デジタル時計だ。同梱品は、給電用Type-C USBケーブルと液晶を保護する6本のチューブ、そして取説だ。

D'ESIGN IPSの同梱品。別に取説の単票が付属する

 出荷時に6枚の液晶パネルは木製ベースに取り付けられた形で、上下さかさまにクッション材の耐衝撃ボックスに収納されて発送されてきた。底面は、透明アクリル板がネジ止めされており、回路基板や設定記憶のためのボタン電池が見えるようにデザインされている。

保護フィルムの貼られた80×160ピクセルのIPSパネルが、ウッドベースに取り付けられた格好で出荷されてくる。底面から内部の基盤が見える

 本体への給電は付属のUSB Type-Cケーブルを用いて、パソコンのUSB端子やUSB・ACアダプターからする(5V/1A)。電源が接続されるとすぐに起動し、初期設定されているオレンジ系のニキシー管風カラーフォントで時刻が表示される。起動後、最初にするのは現在時刻を合わせる作業となる。

付属のUSBケーブルを繋ぐとすぐに起動する。IPSパネルの背面下にはオンオフ・カラー変更可能なRGBライトが光る

 D'ESIGN IPSは単体で左右のチューブの支えとなっている金属リング部分の側面を指先でタッチすることで時刻合わせやタイマーの設定、バリエーションある時刻表示のスタイル選択、グラフィック表示などの切替や設定をすることができる。設定の細かなルールは付属の取説の両面に記載されている。

D'ESIGN IPS単体での設定は、左右の金属リングでする。操作は付属取説に記述されている

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