Honda eのUIなどはちょっと野暮ったかった
一方、Honda eはダッシュボードに5枚のディスプレーが並び、タッチパネルで操作するようになっている。まさにスマホ感覚で操作ができるのだが、ユーザーインターフェースなどがちょっと野暮ったい。
Honda eに向けてアプリなども提供されているのだが、数が少なく、面白みに欠けてしまう。
先週、スペイン・バルセロナでモバイル関連展示会「MWC」が開催され、NTTドコモは同じタイミングでBMWに対してeSIMのサービスを提供すると発表していた。同様のサービスはMWC会場でも散見された。
これからのコネクテッドカーは、2つのeSIM搭載が当たり前となり、1つはユーザーの携帯電話番号や契約を書き込みつつ、もう1つのSIMはクルマが必要とする情報をひたすら通信したり、車内にWi-Fi環境を提供するために5Gに接続するという使い方をしていくようになるという。
現状では、ユーザー視点から見ればアップル「CarPlay」やグーグル「Android Auto」があれば充分であるが、それらのプラットフォームを使われてしまえば、自動車メーカーとすれば、ドライバーとの接点を失うことにつながる。
ソニーは車内でユーザーが触れるプラットフォームを開発し、提供していく。吉田社長は「今までのサービスはクルマを認証していたが、今後は人に対してアクションやサービスを提供していく。その中でアップデートや必要であれば課金も行なう」としている。
通信を活用しつつ、いかにユーザーに対してサービスを提供していくかは、ホンダも独自に開発を進めているが、決して得意ではないだろう。その点、XperiaやPlayStationを手がけるソニーグループのほうが一日の長があるはずだ。
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