ウィンカーのオートキャンセルや可変式フェアリング
毎日乗るからこその機能がうれしい
細かい部分で言えばクラッチの軽さやウインカーのオートキャンセルは、毎日乗るライダーにはうれしい配慮だ。可変式のフェアリング(空気抵抗軽減するための装備)は、手動で簡単に変えることができる。高速道路を走行する時に、引き上がることで風の抵抗を軽減してくれる。とは言え、バイクの醍醐味の一つである「風を切る感覚」が絶妙に残されていたことも好感度が上がる演出と感じた。
ABSやトラクションコントロールだが、これは日常で切る事はほとんどないだろう。今回走行している中でABSが効いたなと思う瞬間はなかったが、かなりハードにブレーキを踏んでもタイヤがロックする事はなかった。トラクションコントロールについても同様で、タイヤが滑るような感覚は感じられなかった。ただし電子制御を過信してはいけない。冷えたタイヤで冷えた路面を走れば、確実にタイヤはグリップを失う(実際にタイヤが流れるのは体感した)。寒い時期のライディングは、特に注意して安全に楽しもう。
今回走行したルートは、都内の自宅からアクアラインを使って木更津へ向かい、海鮮を食べて帰る300km程度のプチツーリングだ。2月のツーリングはまだまだ寒く、グリップヒーターなどの装備が恋しくなる季節。300km程度の距離で、4~5時間の(10~15時くらい)走行がほど良いと感じる。それでも高速に乗って普段入ることなどない、「海ほたる」のミニシアターで「海ほたるができるまで」のドキュメントを楽しんだ。木更津では海辺を軽く流し、海風を浴びながら春の訪れを予感することができた。そして目的の一つでもある、地元で取れた鮮魚に舌鼓を打ちのんびりと過ごす。休日の過ごし方としては、マズマズではないだろうか。
【まとめ】大型バイク入門用として最適
取り回しが良いので女性にもオススメできる
今回のミニツーリングに使用したトライアンフのタイガースポーツ660は、入門用としてはベストチョイスではないだろうか。クルーザーらしく目線が高いのは、運転していても疲れにくく走りやすい。そのくせシート高はほかのモデルに比べれば圧倒的に低く、女性にも勧められるほどだ。
価格も112万5000円と比較的安価だ。この価格で、このパフォーマンスはお買い得と言えるだろう。特に女性ライダーや、大型バイク初心者にオススメしたい1台だ。
■筆者紹介───折原弘之
1963年1月1日生まれ。埼玉県出身。東京写真学校入学後、オートバイ雑誌「プレイライダー」にアルバイトとして勤務。全日本モトクロス、ロードレースを中心に活動。1983年に「グランプリイラストレイテッド」誌にスタッフフォトグラファーとして参加。同誌の創設者である坪内氏に師事。89年に独立。フリーランスとして、MotoGP、F1GPを撮影。2012年より日本でレース撮影を開始する。
■写真集
3444 片山右京写真集
快速のクロニクル
7人のF1フォトグラファー
■写真展
The Eddge (F1、MotoGP写真展)Canonサロン
Winter Heat (W杯スキー写真展)エスパスタグホイヤー
Emotions(F1写真展)Canonサロン
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります
この連載の記事
- 第672回
自動車
さらばA110。プロが自腹買いする名車。最後の過激な限定車「アルピーヌ A110 R 70」の魔力 - 第671回
自動車
15年前のクルマと侮るなかれ! 燃費22.5km/Lの実力派、2代目ソリオを再評価する - 第670回
自動車
e-4ORCEでついに完成形へ! 35周年の日産のミニバン「セレナ」が選ばれ続ける理由 - 第669回
自動車
椅子が外れて広大な荷室に!? ルノー「グランカングー」は国産ミニバンとココが違う - 第668回
自動車
「NSXでキャンプ」は実在した!? テールゲートに荷物を詰め込むスーパーカー・アウトドアの衝撃 - 第667回
自動車
さよならMAZDA2。消えゆくマツダの看板小型車は「今こそ買うべき最強のホットハッチ」だった - 第666回
自動車
国産ミニバンに飽きたらコレ! クセ強なフランス車「ベルランゴ」は長距離ドライブの最高の相棒だった - 第665回
自動車
【独御三家SUV対決】新型アウディ「Q3」登場! BMW「X1」、ベンツ「GLA」と比較してわかった真の買いモデル - 第664回
自動車
日産「セレナ」は上位グレード限定の“特権”に注意! 2026年最新版の進化ポイントを解説 - 第663回
自動車
「こんな小せぇJeepがあるか!」本国アメリカ人も驚く極小ハイブリッドSUVが日本上陸










