最新GPUのRTX 3050を組み合わせ
ビデオカードはAmpereアーキテクチャーを採用するNVIDIA新GPUのGeForce RTX 3050を搭載。RTX 30シリーズのエントリークラスに位置し、レイトレーシングやDLSSといった最新技術を利用できるのがポイントだ。肝心のゲーミング性能は、2019年に登場したGeForce GTX 1660を上回る性能を発揮。「Apex Legends」の144Hzプレイや、「モンスターハンターライズ」の最高画質プレイが可能になっている。
今回のレシピでは、最安クラスの製品が多いPalitから、デュアルファン搭載の「GeForce RTX 3050 Dual」を選択している。手ごろな価格にもかかわらず、低負荷時にはファンが停止するセミファンレス機構や、基板の歪みを抑えるバックプレートなどを装備、さらにGPUクーラー側面にLEDを内蔵するなどギミックに不満が見当たらない。
抑えるところは抑えて
PC総額11万4230円を実現(OSと液晶は除く)
ゲームだけでなく、ライトな写真編集などもこなせるCore i5と、レイトレーシングゲームを楽しめるGeForce RTX 30シリーズを搭載しながら、パーツ一式で11万5000円に収まっている山本さん提案の構成。マザーボードはチップセットにPCIe4.0レーンを備えないエントリーチップセットの「インテル H610」搭載マザーボードや、2666MHz駆動の16GB DDR4-2666メモリー、容量500GBのNVMe M.2 SSDと、随所でコストを抑えている。
インテル H610マザーボードは、将来的にCPUをCore i7/i9にグレードアップしたり、爆速のPCIe4.0 NVMe SSDを増設したりすることは厳しいが、信頼性の高いASUS製で1万4980円と手ごろになっている。また、NVMe M.2 SSDは500GBなので、大容量ゲームタイトルを複数インストールするには心許ないが、いまプレイしたいゲームのみを導入するようにすれば問題ないだろう。
エントリーNVMe SSDの新定番と言えるWestern Digital「WD Blue SN570 NVMe SSD」の500GBを選択。最大リード3500MB/秒、ライト2300MB/秒と十分高速だ
総額を抑えながらもCPUクーラーには、サイズ「虎徹 MARKII Rev.B」を組み合わせている点がポイント。長時間ゲーミングや高負荷作業時にCore i5-12400Fの性能を最大限発揮できるようにするとともに、静粛性をアップさせている。なお、Core i5-12400Fには、インテルの最新CPUクーラーが付属しているので、CPUクーラーの予算をストレージに回すのもひとつの選択肢だろう。「WD Blue SN570 NVMe SSD」の1TBモデルが1万2500円前後になるので、プラス1200円程度でストレージ容量を倍にできる。

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