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伊勢リピーターつながり構築事業「伊勢の思い出」を発表します!

公益社団法人伊勢市観光協会
2022年02月07日

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公益社団法人伊勢市観光協会
令和4年2月7日(月)より公開。

(公社)伊勢市観光協会と伊勢市が協働で実施している「伊勢旅行のリピーターと伊勢のつながり」を構築する事業の一環として、伊勢市観光協会ホームページにて「伊勢の思い出」を募集しました。その審査結果、作成した動画、発送する冊子等を公表いたします。


1.目的
コロナ禍により旅行に出かけにくくなっているが、伊勢にとって大切な顧客層であるリピーターを中心に、「伊勢の気持ち(心)を伝える冊子」等を送付し、日本人として子々孫々と受け継がれてきたお伊勢参りをこれからも受け継いでもらえるよう、アフターコロナに向け伊勢旅行のリピート習慣を取り戻す働きかけを行う。


2.伊勢の思い出募集の結果発表!
伊勢の思い出を募集(2021.10.28~12.28/伊勢市外在住の方対象)しましたところ、1607名もの方から想像以上にジーンとくる思い出が届きました。何度も涙しながら読ませていただきました!非常に選び難かった中、特賞と本賞を選出いたしました。

1.特賞(すごくジーンときた賞) 伊勢の産品1万円分+真珠製品または伊勢肉1万円分 1名

小林様 (滋賀県 41歳)

2.本賞(心ゆさぶられた賞) 伊勢の産品5千円分 5名

和田様 (埼玉県 63歳) 生越様(大阪府 41歳) 正木様(大阪府 51歳)

小西様 (兵庫県 64歳) 宮田様(大阪府 14歳)

3.その他

・応募者の中から抽選で選ばれた200名の方には、伊勢の産品3千円分をプレゼントいたします。

※商品の発送を持って発表 (発送時期:2月上旬~中旬予定・商品が用意出来次第発送)

・ご応募いただいた思い出のうち105件を、特賞・本賞とともに伊勢市観光協会ホームページで公表します。

・私たち自身、伊勢旅行に来る方々の気持ちを改めて知ることができました。皆様の思い出を共有することで市内のホスピタリティの向上にもつながるのではと思います。思い出を寄せていただい た皆様に感謝致します。


【ホームページURL及び二次元コード】
https://repeater.ise-kanko.jp/



3.伊勢の心を伝える動画と冊子が完成!
伊勢の気持ちを伝えるために動画を作成しました!伊勢のおもてなしを常日頃行っている方々が語る「伊勢の思い」。伊勢市観光協会のYouTubeチャンネルに本日公開します。

1.伊勢の動画について

・出演者は次の7名です。

山中 一孝氏
有限会社豆腐庵山中 代表取締役社長 /(公社)伊勢市観光協会 副会長


濱田 朋恵氏
株式会社赤福 取締役 /第11代女将


篠崎 元宏氏  
合資会社山田館 代表取締役 /伊勢旅館組合 組合長 /(公社)伊勢市観光協会 副会長


奥野 雅則氏  
NPO法人二見浦・賓日館の会 会長 /(公社)伊勢市観光協会 副会長


木造 隆誠 氏
松尾観音寺 住職


前田 世利子氏
有限会社 白鷹三宅商店 女将 /伊勢おはらい町会議 会長


坂田 巧氏  
有限会社 割烹大喜 取締役会長 /(公社)伊勢市観光協会 元会長(第5代)


2.伊勢の冊子について
伊勢の思い出応募者の方に発送する冊子もできました!上記動画をまとめた内容となっています。思い出に応募いただいた方皆様に伊勢市長・観光協会長の手紙とともに送付いたします。

(発送時期:令和4年2月中予定)

・冊子には、動画を見てもらえるように二次元コードを掲載しています。

・冊子は伊勢市内観光案内所にも設置いたします。




【動画URL】

(通常版)

https://youtu.be/XScZGXU-mCE





(バリアフリー字幕対応版)

https://youtu.be/zlIk-i03e0M





【伊勢の思い出入選作品】

■特賞:小林様 (滋賀県 41歳)
母が使っていた化粧台からハンカチに包まれた真珠のペンダントがでてきた。目頭が熱くなり目を閉じると、瞼の裏に旧友達と訪れた伊勢の景色が浮かんだ。私が伊勢を訪れたのは小学校の修学旅行、三十年も前のこと。旅行には少しのお小遣いを持っていくことが許されていて、私は母へお土産を買った。真珠のペンダント、500円。小学生の目には、それが世界一素敵なペンダントに見えた。
あれから三十年。目の前にあったのは、チープなチェーンの先に笑ってしまうくらい小さな真珠が一粒。このおもちゃのようなペンダントは、母の目にどんな風に映ったのだろう。もう一度逢えるなら聞いてみたい──。


■本賞:和田様(埼玉県 63歳) 
強い意志を持った女性に。そんな願いを込めて私は伊勢子と名付けられた。しかし私が南伊勢町に嫁ぐとなると態度は一変。漁師なんか許さないと父は大反対した。そんな父との再会は三十年後。民選委員さんから父が危ないとの連絡を受けたのがきっかけだ。病床の父は私を見るなり真珠の指環を差し出した。それはかつて伊勢市の宝石屋で買ったものだった。
「伊勢子の真珠婚式に」
私は嬉しくて涙が止まらなかった。名前は父からもらった最初のプレゼント。そしてこの指環は最期のエール。幸せになれよ。これからもずっとな。陰ながら応援する父の声が聞こえた気がした。


■生越様(大阪府 41歳)
私は父と母へ銀婚式祝いで旅行に誘った。行先は母が選んだ伊勢。伊勢神宮を参拝したりおかげ横丁を楽しんだ。その後、夫婦岩まで足をのばした。夕日に照らされた夫婦岩は安らかに堂々と私の目に映った。父と母の夫婦もこれくらいドンとしているなぁと感じた。母は数年後癌でこの世を去った。父は仕事と慣れない家事を両立した。そしてある日ぽつりと言った。「伊勢志摩へいきたいなぁ」と。懐かしいあの日みんなで歩いた道。夫婦岩に着いた時父は静かに涙をこぼした。母の笑顔を思い出したのだろう。あの日と同じ夕日は優しく父の背を照らした。まるで母がお父さんありがとうと言っているように。


■正木様(大阪府 51歳)
修学旅行で行くはずだったのですが私は高熱が出てしまい、残念ながら行けませんでした。
それを不憫に思った父がその年の冬休みに連れて行ってくれたことを今でも懐かしく思い出します。
残念ながら父は50歳で他界しました。父との思い出と言えばそれが1番心に残る思い出で、月日が経ち私ももう50歳を超えて父の年齢を超すほどになってしまいましたが
広かった伊勢神宮とおぼろげですが緑がたくさんで砂利道を歩いて行ったことを思い出します。また久しぶりに伊勢神宮に行きたいです。


■小西様(兵庫県 64歳)
二人の息子たちの小学校の修学旅行は伊勢・志摩。初めての学校からの一泊旅行にはじめてのまとまったお小遣いできっとわくわくしたことでしょう。そのお小遣いで家族にもお土産を買ってきてくれました。「伊勢・志摩は真珠で有名だよ」と長男は私には真珠(もちろんおもちゃ)のブローチ。二年後の次男の修学旅行では、真珠(もちろんおもちゃ)の指輪。私はジュエリーやアクセサリーといっしょにその二つを並べて大事にしています。30年ほど経ち息子たちは独立しましたが、その二つの真珠はわたしにとっては本物以上の宝物です。折に触れてその二つを眺めては当時の色んなことを思い浮かべています。


■宮田様(大阪府 14歳)
小学校の修学旅行で伊勢に来た時のことです。おかげ横丁で班で自由行動をすることになっていて、美味しいご飯を食べた後、集合場所に戻る時でした。私は急にトイレにいきたくなったので、トイレを済ませて集合場所に戻ろうと思いました。その当時はどこから来たか分からず焦ってしまい、既に集合場所の近くだったのにも気づかず、反対方向に歩いていました。その時、近くにいた方が「どうしたの?大丈夫?」と声をかけてくださり、わざわざその場所まで送ってくれました。伊勢の方々の優しい気持ちが、私はとても嬉しかったです。


【事業実施主体】
公益社団法人伊勢市観光協会
516-0074 三重県伊勢市本町16-2
TEL 0596-28-3705 FAX 0596-27-1049
E-mail isekyokai@gmail.com

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