このページの本文へ

2022 LINE WORK DAYで明らかになった機能面のアップデート

LINE WORKSの過去と未来、バージョン3.3の新機能が披露

2022年02月07日 12時30分更新

文● 柳谷智宣 編集●MOVIEW 清水

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 2022年1月19日・20日、ビジネスカンファレンス「2022 LINE WORKS DAY」が開催された。「現場の即戦力、会社の競争力を高める」をテーマに掲げ、LINE WORKSの機能アップデートや戦略、新サービスの発表を行なった。

 基調講演をはじめさまざまなプログラムが用意されていたが、今回はワークスモバイルジャパン 事業企画本部 プロダクトマーケティングスペシャリスト 田記由季子氏によるセッション「多様化する働き方に寄り添うLINE WORKSの新機能」をレポートする。

ワークスモバイルジャパン 事業企画本部 プロダクトマーケティングスペシャリスト 田記由季子氏

コミュニケーションツールの進化とLINE WORKS

 まずはLINE WORKSのこれまでの歴史をおさらい。ビジネスにおけるコミュニケーションツールを振り返ると、1980年代は固定電話が主流だった。1990年代半ばからインターネットが普及し始め、メールというコミュニケーション手段が登場する。また、携帯電話も普及し始め、ビジネスにおけるコミュニケーションスタイルが大きく変化した。

 2000年代は、携帯電話の多機能化が進む。固定回線ではブロードバンドが普及し、画像や動画など大容量コンテンツの共有も簡単になり、ビジュアルコミュニケーションが可能になった。

 2010年代はiPhoneをはじめとするスマートフォンがお目見え。スマートフォンをビジネスに活用する企業も増え、業務アプリやtoB型のサービスも多く登場することになる。

 そして、2020年代、スマートフォンが進化して多機能化が進んだことで、これまでパソコンでなければできなかった仕事もスマートフォンでできるようになった。ビジネスシーンでは複数デバイスを柔軟に使い分ける働き方が当たり前になりつつある。

「こうしたビジネスにおけるコミュニケーションツールの変化によって、私たちの働き方も変化し、ビジネスチャンスも大きく広がってきたのではないでしょうか」と田記氏。

 その中で、LINE WORKSは2016年に誕生する。47都道府県の働くすべての人へ仕事楽しいを広げるという思いを込めてサービスがスタートした。

 コロナ禍で急速に普及した音声ビデオ通話機能だが、実はLINE WORKSではサービス開始翌年の2017年に対応している。ビジネスシーンではまだまだウェブ会議が広まっていない当時から、双方向リアルタイムなコミュニケーションを実現できる音声ビデオ通話を重要視していたのだ。

LINE WORKSは「47都道府県の働くすべての人へ、「仕事。楽しい」を広げるために設立された

LINE WORKSの進化

 2019年には外部連携機能が強化された。トーク以外のサービスも活用できる外部グループやLINEユーザーと複数人トークができる機能を実装した。

 2021年度は働き方の多様化に対応して、音声ビデオ通話機能も大きく進化。9月にリリースされたバージョン3.2ではゲスト参加が可能になっている。LINE WORKSを利用していないユーザーでも音声ビデオ通話に招待できるので、社外とのオンライン会議や打ち合わせも簡単に行なえるようになったのだ。アルバイトスタッフや社員の採用面接をLINE WORKSで行なったり、社内研修をオンラインで開催する際、社外の講師やスタッフにゲスト参加してもらうといったことが可能になる。

2019年は外部との連携機能が強化された

バージョン3.3では情報共有に関する機能をブラッシュアップ

 そして、2022年1月20日、新バージョン3.3がリリースされた。

「バージョン3.3に込めたメッセージは『LINE WORKSでできることブラッシュアップ』です。現場の即戦力となり、トレーニング不要ですぐに業務に取り入れられるような機能改善・拡張を盛り込んでいます」(田記氏)

 バージョン3.3では、iOSのモバイル版アプリから画面共有が行なえるようになった。スマホだけで資料や画面の共有、ビデオ会議への参加が可能になり、スマホの操作方法を教えたり、複数人で同じ動画を視聴することもできる。

 ステータスのカスタム機能も搭載された。ハイブリッド勤務の導入で多拠点に分かれた勤務形態などが広まる中、離れた場所にいるメンバーとコミュニケーションしやすくする機能だ。

 メンバーが自分の勤務形態に合わせてステータスを設定しておけば、他のメンバーはアイコンをチェックするだけで、誰が出社して誰が在宅勤務なのかが一目でわかる。たとえば今オフィスにいない人が今日休暇なのか在宅勤務なのか、といったことが聞かなくても把握できるようになるのだ。ステータスの設定は既存の4つに加え、最大10個まで追加カスタマイズできる。

モバイル版アプリから画面共有できるようになった

 設備予約機能も強化されている。モバイル版アプリでカレンダーのトップ画面に設備予約のビューが新たに追加された。設備の空き状況はカテゴリ別に参照でき、目的の設備をすぐに確認できるようになった。マイ予約ビューでは自分が予約した設備の情報を確認できる。

カレンダーに設備の予約ビューが追加された

「ご紹介した機能はすべて1月20日からご利用いただけます。現場の即戦力として、ぜひ皆様の会社でも新しい機能をフル活用していただけると幸いです」(田記氏)

ビデオ会議のUX改善、ホワイトボードの追加や議事録作成も?

 もちろん、LINE WORKSは今後もさまざまなアップデートを計画している。サービスの初心を忘れずに、使いやすさにこだわった機能開発とLINE WORKSらしさの強化という2軸で機能開発を進めていくという。

 使いやすさの観点では、引き続きビデオ会議のユーザー体験を改善し、最適化する機能開発を予定している。たとえば、ビデオ会議でイメージを共有しやすくなるホワイトボード機能の追加も予定している。また、AI技術を利用した自動翻訳や議事録の作成なども視野に入れているそう。もっとも利用率の高いトークは、よりスムーズで直感的な操作性になるような機能改善を行なっていく予定だという。

今後も使いやすさとLINE WORKSらしさの2軸で機能開発を続けていく

「LINE WORKSは業務に必要な機能をひとつにまとめた業務用コラボレーションツールです。掲示板やアンケート、タスクなど、今回ご紹介できなかった機能が他にもたくさんあります。使ったことのない機能がある方はぜひ今日からお試しいただき、活用の幅を広げて、ビジネスの拡大にお役立てください」と田記氏は締めた。

■関連サイト

カテゴリートップへ

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

アクセスランキング

  1. 1位

    TECH

    訓練だとわかっていても「緊張で脇汗をかいた」 LINEヤフー、初のランサムウェア訓練からの学び

  2. 2位

    ITトピック

    若手が言わない“本音の退職理由”上位は/「データ停止は景気後退よりも企業の脅威」6割/クライアントに告げずAI活用するフリーランス、ほか

  3. 3位

    ビジネス・開発

    最悪のシナリオは「フィジカルAI」による基幹産業の衰退 日本の勝ち筋は、“同期技術”と“ドメイン知識”

  4. 4位

    Team Leaders

    ファイル名が命名規則に合っているかの自動チェック、Power Automateのフローで実現しよう

  5. 5位

    TECH

    “GPUなし”ノートPCで動くLLMで、ローカルAIエージェントを自作する

  6. 6位

    TECH

    糖尿病超早期を採血なしで検出、予防へ! 代謝や臓器のつながりに着目した予防法開発

  7. 7位

    ビジネス

    廃校がAIの心臓部に!? 地方の遊休施設を「AIデータセンター」に生まれ変わらせるハイレゾの挑戦がアツいぞ

  8. 8位

    データセンター

    液冷技術の最先端が集うイノベーションラボ「DRIL」、印西のデータセンターに現わる

  9. 9位

    TECH

    業界横断で“サイバー攻撃から供給網を死守” NTT・アサヒ・トライアルらが「流通ISAC」始動

  10. 10位

    Team Leaders

    バックオフィス業務もAIに“丸投げ” マネーフォワードが「Cowork」機能を2026年7月に投入へ

集計期間:
2026年04月08日~2026年04月14日
  • 角川アスキー総合研究所