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柳谷智宣がAdobe Acrobat DCを使い倒してみた 第142回

Adobe Scan Premiumなら紙資料をOffice文書にラクラク変換

2022年02月08日 09時00分更新

文● 柳谷智宣 編集●MOVIEW 清水

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 本連載は、Adobe Acrobat DCを使いこなすための使い方やTIPSを紹介する。第142回は、紙資料を簡単にOffice文書に変換できる「Adobe Scan Premium」について紹介する。

文書管理に便利な「Adobe Scan Premium」有償版の4つの機能

 Adobeのスキャンアプリ「Adobe Scan」はスマホカメラで紙資料を撮影することで、手軽にPDFに変換できる。スマホをスキャナーとして使えるので、掲示物でも看板でも取り込めるのが便利だ。無料で利用できるが、Acrobat Pro DCユーザーであれば「Adobe Scan Premium」が利用できる。

 「Adobe Scan Premium」は無料版の機能に加えて、4つの機能を搭載している。今回は有償契約した場合に使える機能を紹介しよう。「Adobe Scan Premium」は通常の「Adobe Scan」アプリをインストールし、契約済みのAdobe IDでログインすればいい。

まずはAdobe Scanアプリをインストールし、Adobe IDでログインする

文書を撮影し、書類の四隅を選択して取り込む

簡単にPDFとして文書を取り込める

 まずは、複数のスキャンデータを一つのファイルにまとめ、効率的に文書を管理できる機能。複数の書類をまとめたいときや紙資料に撮影済みのセミナー風景を付けておきたい、といったときに利用できる。

 「Adobe Scan Premium」のファイル一覧画面で「…」メニューから「複数の項目を選択」をタップ。ファイルを選択して「結合」をタップすればまとめられる。

 最後の画面で、まとめるファイルの順番を並べ替えたり、新たなファイルを追加することができる。結合したファイルは新しいファイルとしてDocument Cloudに保存される。

右上の「…」をタップし、「複数の項目を選択」をタップする

まとめたいファイルにチェックを入れて、結合アイコンをタップする

結合順やファイル名を確認し、「結合」をタップする

3つのPDFをひとつに結合できた

 2つ目が、スキャンしたファイルをPDFやJPGのほか、WordやExcel、PowerPoint形式で出力できる機能。元々Adobe Scanでは読み込んだ画像をOCR処理で検索できるようにしてくれる。「Adobe Scan Premium」ではさらに進んで、Office文書に変換できるのだ。

 変換したいPDFファイルの「…」メニューから「PDFを書き出し」をタップ。ファイル形式を選択し、「書き出し」をタップすればいい。ExcelやPowerPointに加え、Wordは.docと.docxの2種類、リッチテキスト形式などが選べる。変換したファイルはDocument Cloudにあるので、Officeアプリなどで開けば編集できるようになる。

 認識精度は高い。カメラで撮影した画像が元になっているのに、基本的にきちんと認識されている。WordやExcel、PowerPointで表示したときに中華フォントで表示される場合は、日本語フォントに変更すればいい。

PDFファイルの「…」メニューから「PDFを書き出し」をタップ

ファイル形式を選択し、「書き出し」をタップする

PDFがPowerPoint形式に変更され、PowerPointアプリで編集できるようになった

 3つ目が、OCR処理を行うページ数。無料版は25ページまでだが、「Adobe Scan Premium」は最大100ページまで認識できる。出先でもページ数の多い資料もまとめてPDF化できるのは便利だ。

 4つ目が、クラウドのストレージ容量を増加してくれる点。無料版だとDocument Cloudの容量は2GBだが、「Adobe Acrobat PDF Pack」を契約すれば20GBにアップされる。ちなみに、「Adobe Acrobat Pro DC」を契約している場合は、100GBの容量を利用できる。

 すでに有償版Acrobat DCの利用ユーザーであれば、Adobe Scanとの組み合わせでモバイルでもデスクトップでも作業ができ、ドキュメントワークがより柔軟に進められる。

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