コスパはよいが唯一の弱点は重量
今回の磁気鋼球腕時計は同デザインを採用した腕時計の中では最高に近いコスパだが、唯一の弱点は重量だ。チタン素材と革ブレスを採用したブラッドレイが実測たったの41gなのに対し、磁気鋼球腕時計の実測128g。これはユンハンスのクロノスコープ腕時計のヘッドにSuica対応のwenaブレスレットを取り付けたより、さらに数g重い。大きな価格差は、軽量性と誕生物語のあるブランドとの差だと考えるのが、妥当かもしれない。
世界の腕時計業界、一時期は一気にデジタル表示腕時計の方向に向かってしまうと思われた時代もあった。しかし昨今は一世風靡した歴史的アナログ腕時計の復活も多い。様々な腕時計の動作機構が存在することで楽しいように、現在時刻の表現手段も個性豊かな方が楽しい。磁気鋼球腕時計もそんな楽しみを適価で体験できる楽しいアナログ腕時計だ。
今回も毎年のように年末に購入を忘れてしまっていたWatch Band Calendar 2022を年が明けて注文してやっと昨日届いた。昨年までは年始のご挨拶状代わりにその年に初めてお目にかかった人に差し上げるために大人買いをしていたが、あいにくのコロナ禍で会う人も極端に減り、今年は自分用の3シートだけ。
アナログでもデジタルでもカレンダー機能付き腕時計は今や当たり前だが、ひさしぶりに1年365日、単に現在時刻しか表示できない磁気鋼球腕時計を手に入れたので、早速ブレスレットに取り付けてみた。アナログ同士のこれがなかなか似合うのだ。唯一の問題点は、今日がいったい何日なのか何曜日なのか磁気鋼球腕時計はまったく関知せず、何も教えてくれないことだ。
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今回の衝動買い
・アイテム:EUTOUR「磁気鋼球腕時計」ゴールドシルバー
・購入:Amazon.co.jp
・価格:5999円
T教授
日本IBM社でThinkPadのブランド戦略や製品企画を担当。国立大芸術文化学部教授に転職するも1年で迷走。現在はパートタイマーで、熱中小学校 用務員。「他力創発」をエンジンとする「Thinking Power Project」の商品企画員であり、衝動買いの達人。
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