クルマ好きアラサー女子の矢田部明子です。今回は、ホンダの軽バン「N-VAN」についてレポートします。10日間乗ってみてわかった、良かったこと&悪かったことをお伝えできればと思います。購入をご検討されていらっしゃる方は、ぜひ参考にしてみてください!
N-VANはこんなクルマ
N-VANはホンダの軽商用車で、「働く人々の生活に密着したクルマ」をコンセプトに、さまざまな仕事での使いやすさ&優れた走行性能、安全性能が追求されています。いわゆる、軽バンという車です。機能性重視のN-VAN&レジャーユースを考慮した「N-VAN +STYLE」の2種類がラインアップされていますが、今回はN-VAN +STYLEをお借りできました。主な特徴としては、大きな荷物を積み込める荷室を持ち、積み下ろしもラクであること。低燃費で、荷物を積載した状態でもストレスなく移動できる乗り心地などがあげられます。Honda SENSINGを全タイプに標準装備し安全性も◎なので、人気の車となっています。そんなN-VANに10日間乗ってきたので、そこで気付いたN-VANのあれこれをご紹介します。
| Honda「N-VAN +STYLE」ターボ(4WD)の主なスペック | |
|---|---|
| サイズ | 全長3395×全幅1475×全高1960mm |
| ホイールベース | 2520mm |
| 車重 | 1020kg |
| エンジン | 660cc 水冷直列3気筒 |
| 最高出力 | 64PS(47kW)/6000rpm |
| 最大トルク | 104N・m(10.6kgf・m)/2600rpm |
| 価格(税込) | 187万2200円 |
N-VANの魅力 その1
維持費&ランニングコストについて
N-VANは、軽貨物車という区分になります。軽貨物車というと、仕事でクルマを使うような人(商業車を目的とした購入)しか乗れないと思われがちですが、一般の人も購入することができます。最近では車中泊しやすいという理由から、ソロキャンパーさんに人気が出はじめ「N-VAN +STYLE」の売上が伸びてきているのだとか。普通の軽自動車に比べて維持費が安いので、お財布に優しいクルマともいえそうです。注意したい点は、初回車検は2年ということです。軽自動車に比べて1年早く車検時期がやってきますが、2回目以降の車検は普通車と同様2年おきとなります。
N-VANの魅力 その2
誰でも快適に乗りやすい!
ゆっくり発進と停止&ロールも緩やかで、どちらかというと柔らかい乗り味の車でした。誰でも扱いやすいので、運転に慣れていない人も安心して乗ることができます。また、窓が大きくて視界が広く運転席からの見晴らしがいいのも◎。小回りがきく&車体が長方形なので、細い道もグングン進めて、車両感覚もつかみやすかったです。
ボディー剛性は私でも分かるくらいGOODでした。峠を走行したのですが、横揺れは気にならず、急カーブも安心して曲がることができます。見た目よりも、重心が低い車だという印象を受けました。走行音は、高速だとエンジン音が少し気になるかな? と感じました。ただ、車内で会話できないレベルではないので、私は許容範囲内です。むしろ、街乗りではまったく気になりませんでした。燃費は、体重50kgの私が乗車して、13㎞/Lでした。
N-VANの魅力 その3
使い勝手&快適性能
助手席側のドア&スライドドアを開けるとこんな感じ↓
Bピラーがないんです!なので、長い荷物を積み込みやすい&乗り込みやすい&開放感を味わえて最高でした。
気になったのは、ピラーレスなのでシートベルトがドアの部分に付いていて、挟み込みそうになることです。挟み込むと、ドア部分に傷が付いてしまうので気を付けて!
荷物を積むことが多いということもあり、助手席と運転席の間に仕切りがあります。
これによって、荷物が運転席側に転がっていかないので安心&安全です。
運転席&助手席&後席の、足元のスペースは広々です。158cmの私が座ると、足を広々伸ばせるし、まだ余裕があります。シートは固めですが、クッション性があるので長時間座っていてもお尻は痛くありません。気になったのは、座った時に前に滑るというか……、若干シートの傾斜がついているので前のめりになります。
荷室にはベルト&フックが付いていて、荷物を積んだときに固定出来るようになっています。フロアの材質が、少しザラザラしたビニールなのですが、汚れてもサッと拭ける&調度良い滑り止めになってお気に入りです。

この連載の記事
-
第588回
自動車
都市型SUVの新定番! マツダ「CX-30」がもたらす新感覚ドライブ -
第587回
自動車
死角ナシの万能SUV! マイチェン版トヨタ「カローラ クロス」に乗ってわかった“しっとり快適”の正体 -
第586回
自動車
今しか選べない“熱き”ガソリンSUV!マセラティ「グレカーレ」の真髄を体感する -
第585回
自動車
カッコいいワゴンは健在! アウディの新型「A5 Avant」は流麗なデザインと広々ラゲッジでアウディらしさを継承する -
第584回
自動車
「VEZEL e:HEV RS」は後出しズルい! と言いたくなるほどイイクルマだった -
第583回
自動車
採点方式が激変の2025年「日本カー・オブ・ザ・イヤー」最終決戦! 10ベストカー試乗会レポ -
第582回
自動車
BMW「X2 M35i」はカジュアルさとBMWらしさが高次元にバランスした日本にピッタリなSUV -
第581回
自動車
フォルクスワーゲン「ゴルフ GTI」はオトナになったボーイズたちに勧めたいぜいたくな1台 -
第580回
自動車
プジョーの新SUV「3008」はデザインでの購入者が大半! リゾートホテルのような内装とクーペフォルムが牽引する -
第579回
自動車
新型「プレリュード」は今のHondaを凝縮したハイブリッドスポーツの前奏曲だ! -
第578回
自動車
クラウン・エステートで車中泊体験! 「おもてなし」シートで過ごすぜいたくなドライブ体験 - この連載の一覧へ























