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新色ピンクにさらなる強力カメラ! iPhone 13、ASCII徹底大特集 第55回

究極のコンパクト新「iPad mini(第6世代)」はどこへでも連れて行きたくなる

2021年10月10日 12時00分更新

文● 柴田文彦 編集●飯島恵里子/ASCII

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新たなマシンとして生まれ変わった「iPad mini(第6世代)」。本体は5万9800円から

 iPad miniが、まったく新たなマシンとして生まれ変わった。一言で言えば、これまでの標準的なiPadを小さくしたようなものから、一足先に生まれ変わっていたiPad Airの「密度を高めて凝縮」したようなマシンとなった。少しまわりくどく表現すれば「iPad Pro並に強力で、iPad Air並に薄く軽い、ほぼB6ノートサイズのハンディコンピューター」の完成だ。

 いつの間にか第6世代となったiPad miniの魅力に、さまざまな角度から迫っていこう。

サイズは小さく、軽くなり、チップは一気に3世代進化

 iPad miniシリーズは、iPadファミリーの中ではレギュラーなiPadに次ぐ2番めのバリエーションとして、今からほぼ9年前の2012年暮に登場した。翌2013年に登場した同iPad Airや、2015年に登場した同iPad Proに比べて、iPad miniはなんとなく世代交代のペースが遅いという印象があるが、実際にはそんなことはない。

 現行の最新モデルがiPad Airでは第4世代、iPad Proでは第5世代となっていることを考えれば、最新モデルが第6世代のiPad miniは、他のモデルとほぼ同じペースで進化してきたことになる。それでも、進化が遅いと感じられるのは、これまでの変化が比較的小さかったからだろう。特に初代のiPad miniから現在の1つ前の第5世代までは、デザイン的に大きな変更がなかったのも、そう感じさせる大きな要因となっている。

 ところが今回の第6世代には、初代iPad miniの登場以降、デザインにも初めて大きな変更が加えられた。おおよそのサイズは、これまでのiPad miniのものを踏襲しながら、まったく新しいiPadのバリエーションとして生まれ変わったと言っても過言ではない。

左から新iPad mini(第6世代)、1世代前のiPad mini(第5世代)

 新しいiPad miniの高さ195.4×幅134.8×厚さ6.3mmというサイズは、1世代前の高さ203.2×幅134.8×厚さ6.1mmと比べると、幅(短辺)はまったく同じで、高さ(長辺)が8mm近く短くなり、厚さは0.2mmだけ増えている。側面の形状の処理の違いもあるが、厚みの差はほとんど感じられない。以前のモデルよりは若干小さくなった感じしかない。重量もわずかながら軽くなっている。

 主要なスペックの違いを表で確認しておこう。

 こうしてスペックを横断的に比較してみると、現行のiPad Air(第4世代)と共通点が多いことに気づく。本体の外観デザインから受ける印象のとおり、最新のiPad miniは、むしろ「iPad Air mini」という性格の強いマシンとなっていることは、スペックからも感じられる。

 とはいえ、本体やディスプレーのサイズの違いは別として、iPad AirとiPad miniには使い勝手に影響の大きな違いも認められる。その最大のものは、iPad Airが装備するSmart ConnectorをiPad miniは備えないことだ。これによってキーボードの接続方法が、ほとんどBluetoothに限定される。これについては、後で改めて述べる。

 もう1つの大きな違いは、アップル製デバイス全体の世代の違いからくるもの。2020年に登場したiPad Airが、プロセッサーとしてA14 Bionicを採用しているのに対して、2021年のiPad miniは、そこから1世代進んだA15 Bionicを搭載している。言うまでもなく、今年登場した最新のiPhoneと同世代のチップだ。これらのチップ世代の違いによるパフォーマンスの差は、少し後でベンチマークテストの結果として示す。

 ざっくりと言えば、iPad miniはiPad Airを小型のボディに凝縮して、さらにパフォーマンス、スペックを向上させたマシンになったと表現できる。なお、今回テストした個体のカラーは「ピンク」だったが、派手さは感じられず、淡い印象の落ち着いた仕上げとなっている。

 発表会のビデオやアップルの製品サイトなどを見ていると、片手で楽々と保持できそうな気もしてくるが、手の大きめの人でないと、iPhoneのように両端を挟むように握って操作するのは難しいかもしれない。片手で持って操作するとしても、やはり親指を表面に出し、残りの指で裏面を支えるような持ち方が基本となるだろう。もちろんその場合も、他のより大きなiPadに比べて安定感があるのは確かだ。

iPad miniを反時計回転して横に構えると、左側の側面上部にTouchIDスイッチがくる。また、左側の側面下部は音量調節ボタンが位置するので持ち方に注意が必要だ

 今回1つ気になったのは、小さなサイズのiPad miniに慣れていないと、側面のスイッチを誤操作してしまう可能性があること。特に横向きに持つ際には、左手(持つ向きにもよるが)の人差し指の付け根のあたりが、単なる電源ボタンよりも大きめのTouchIDスイッチに触ってしまうことがある。その結果iPadが不意にスリープ状態になってしまい、拍子抜けすることになる。もちろん、この本体の大きさやスイッチの配置に慣れれば、問題なくなるだろう。

縦にiPad miniを構えた場合は、上部側面の左がTouchIDスイッチのポジションになる

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