Windows 11の「設定」もWindows 10と同様、スタートメニューやスタートボタンの右クリックメニューから開ける。Windows 11はFluentデザインになっており、UIが大きく変わっている。
従来は、カテゴリーを選択すると画面が切り替わり、左側に機能が並び、右側で設定を行っていた。Windows 11ではカテゴリーが左側に表示されており、右側に機能が一覧表示され、クリックすると設定画面に切り替わる。設定をいろいろといじる際、いちいちホーム画面に戻らなくて済むのが便利だ。アイコンを選ぶのではなく機能名から選べるので、筆者としては操作しやすくなっていると感じた。
Windows 10の時とカテゴリー名とまとめられている機能が変更された項目がある。「デバイス」は「Bluetoothとデバイス」になり、「簡単操作」は「アクセシビリティ」になった。「プライバシー」は「プライバシーとセキュリティ」になり、逆に「更新とセキュリティ」は「Windows Update」になった。
また、カテゴリーからは「検索」と「電話」が外された。とは言え、もちろん設定項目は他のカテゴリーに分散されて残っている。「アクセス許可と履歴」や「Windowsの検索」は「プライバシーとセキュリティ」に、「電話」は「Bluetoothとデバイス」に入った。
セキュリティの設定からは「Windowsセキュリティ」が別ウィンドウで開くのは同じ。項目もほぼ同じだが、Windows 11では「保護の履歴」が追加されている。従来は「ウィルスと脅威の防止」から開けたのだが、Windows 11は別のアクセス方法も用意されたようだ。普段から、Windowsが保護した項目をチェックしておきなさい、ということだろう。
「更新とセキュリティ」は「Windows Update」になり、「Windows Update」と「Windows Insider Program」が集約されている。Windows 10の時と比べると画面がずいぶんフレンドリーになっているのがありがたい。
「設定」メニューの再編は、おおむねわかりやすく、アクセスしやすくなっているので好印象。基本的な項目はWindows 10から継承されているので、使い方に迷うことはないだろう。もし、目当ての機能がどこにあるのかわからなくても、左上の検索フォームからすぐに探し出せるので安心だ。
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