安いキャリアの端末を買いやすくなる
総務省ではこれまで端末販売と通信契約との「完全分離」を進めてきた。最近では、キャリアでの通信契約がなくても、キャリアショップでスマホを購入できるようにもなっている。
しかし、ドコモユーザーでもない人がドコモショップに行き「Xperiaをください。契約はありません」とお願いするのは、何ら問題のないことなのだが、正直言って、心理的にかなりハードルが高い。
端末販売だけではショップには手数料収入が入らないという話もあり(このあたりは最近になって改善されたという話もある)、「契約はないけど端末だけ買いたい!」とお願いするのは、なんだか申し訳ない気がしていたのだった。
しかしイオンモバイルのように「キャリアスマホをSIMフリーで、MVNOとセットで積極的に売る」と公言してくれるとなると、小心者のユーザーとしては、大手を振ってスマホだけを購入することが可能となる。
特にイオンの店舗の場合、「3キャリアのショップを同じ場所で運営している」というのが面白い。iPhoneやXperia、AQUOSなど3キャリアで展開しているスマホの場合、それぞれ異なる値段から、「最も安い値段のキャリア」を選んでSIMフリーとして購入できてしまうというわけだ。
この連載の記事
-
第197回
トピックス
なぜソフトバンクやKDDIのネットワークは強いのか 「2.5GHz帯のTD-LTE」最強説 -
第196回
トピックス
F1の裏に“レノボ”あり 500TBのレースデータを高速処理 -
第195回
トピックス
格安スマホ、キャリアより「シンプルで安い」とふたたび注目 -
第194回
トピックス
中国スマホメーカー、日本への攻勢強める 格安折りたたみスマホで勝負 -
第193回
トピックス
ドコモが狙う“スマホの次“ iPhoneから「Vision」の時代へ -
第192回
トピックス
KDDI「povo」世界進出へ “黒子に徹する”新ビジネスとは -
第191回
トピックス
スマホ基地局を安くする ドコモとNECが世界展開する「オープンRAN」とは -
第190回
トピックス
KDDI対ソフトバンク “快適な5G”競争に本気出す -
第189回
トピックス
ドコモはユーザーの期待を裏切らないよう、品質改善に資金をつぎ込んでいくべきだ -
第188回
トピックス
楽天・三木谷氏、モバイルの次は“AI” アマゾンとの違い強調 -
第187回
トピックス
能登半島地震、携帯キャリア“異例”の共同会見 ライバル同士が手を取り合い、復旧活動する時代に? - この連載の一覧へ