光発電「Eco-Driveテクノロジー」を搭載
ケーブル充電不要のスマートウォッチ
今回筆者が試したW770の「BZ1050-56W」は、深いグリーンの文字盤に煌びやかなシルバーのインデックスを配置した、上品な雰囲気をかもし出すスマートウォッチだ。スマホから届く通知を示すイエローのマーカーはアクセントカラーとしても効いている。
文字盤にはEco-Driveテクノロジーを実現する、ソーラーセルを組み込んだ。Eco-Driveテクノロジーにより太陽光や室内のわずかな光を集めて換えたバッテリーが、時を刻むことだけでなく、ウォッチを動かすための様々な動力になる。メーカーが連続駆動時間の目安として公開する数値によると、パワーセーブ作動時にフル充電時から「約4年間」という驚くべきスタミナを実現している。
光発電によって作られた電気は2次電池に蓄えられるため、夜間、または暗い場所でもW770は針を止めることなく動作を続ける。
CITIZEN Smart Watchのラインナップは、いずれもケーブル充電やバッテリー交換は不要。多くのスマートウォッチに付属する充電ケーブルを必要としないことに、最初は筆者も驚いた。代わりに月に1度ぐらいの頻度で約5〜6時間、時計のヘッドを太陽に向けて充電する使い方も推奨されている。ただ、使ってみると実際には本機を身に着けてふつうに晴れた屋外を歩く機会にチャージができてしまう。ふとサブダイヤルの表示をチェックすると満充電になっていることが多い。
W770アプリの「Light Level」のメニューでは、Eco-Driveテクノロジーによる発電量の目安を日・週・月単位で振り返られる機能がある。