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Riiiverが使いやすい!新スマートウォッチ「CITIZEN CONNECTED Eco-Drive W770」レビュー

2021年07月28日 09時00分更新

文● 山本 敦 編集●飯島恵里子/ASCII

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Riiiverアプリの画面。Bluetoothでスマホとウォッチをつなぐ時間の長さは6〜18時間の間で自由に設定できるが、時間が長くなるほどバッテリーが消費されることは覚えておきたい。ウォッチの右上のボタンを押すとすぐに再接続ができる

スマホの通知を「針・音・振動」で知らせる

 W770はBluetoothでペアリングしたスマホと接続しながら、手元で必要な通知を素速く確認できる機能をEco-Drive Bluetoothから引き継いだ。

 Bluetooth通信の常時接続によるウォッチのバッテリーにかかる負担を抑えるため、アプリを開いて「接続時間設定」から最大待機時間を6〜18時間の間、数段刻みでユーザーが設定できる。この間にはスマホの通話着信、メールにSMS、インスタグラムなどのSNSやカレンダー、LINEにSlackの通知などW770が素速く拾いあげる。設定時間を過ぎて一度ペアリングが切れた場合、ウォッチの右上サイドボタンを押すだけで、素速く再接続ができる。

 着信やアプリの通知が届くと、腕時計のダイヤルを秒針が指して内容を知らせてくれる。例えばメールやSNSの通知が届くと、秒針が10時の位置に記されている「INFO」を指し示す。W770にはEco-Drive Bluetoothに搭載されていなかった、iiideaの動作エラーが発生したことを知らせる「CHECK」が7時の位置に新しく加わっている。

スマホから通知が届くと、ダイヤルにマークされた黄色い文字を秒針が指し示す

 W770アプリのホームページ、中央にある「Riiiver」のメニューを開いて下側にある「iiideaを追加する」をタップするとiiidea Storeに移動して、通知を届けるアプリが新規に追加できる。通知が届いた際に針の指示する位置はアプリごとに自由に変更できる。W770アプリのRiiiverメニューを開いて「通知」から「秒針位置」を1分単位でカスタマイズする。新機種のW770でRiiiverのサービスを使う方法は、この後にまた詳しく解説したい。

Riiiverのメニューに移動。下にある「iiideaを追加する」をタップするとiiidea Storeに移動して、様々なiiideaがダウンロードできる

 通知は秒針の動きのほか、ウォッチからビープ音を鳴らしたり、バイブレーションで確認する方法がある。例えば会議や講演会の最中などに、できるだけ静かに通知を確認したい場合はアプリから「音を鳴らさず、バイブだけで知らせる」ように設定もできる。振動もオフにしてもいいし、通知が届いたアプリを振動の回数(1回または2回を指定可能)で区別できるように設定することもまた可能だ。

 W770は文字盤に3つのサブダイヤルを持っている。2時の方向にあるサブダイヤルで「曜日」と時計の「充電レベル」を表示する。W770もシチズン独自の「光発電Eco-Drive(エコ・ドライブ)テクノロジー」を搭載する“充電不要なスマートウォッチ”だが、当然ながら使い続けるとバッテリーは減る。残量をいつもサブダイヤルでチェックできる機能はありがたい。

W770は側面上下に押し込みタイプのボタン、センターに引き戻しができる“リュウズ”を備える。それぞれがiiideaのトリガーとして機能する

 6時の方向にあるサブダイヤルはクロノグラフ、世界のローカルタイム、アラームなどW770が搭載する各機能のモード切り換えに使う。さらに10時の方向にあるサブダイヤルが24時間計になる。なお充電量の確認方法は、リュウズによる操作からサブダイヤルからモードを「TME」、または「L-TM」にして機能針のゲージを読み取る。

写真に黄色くマークした2時の方向にあるサブダイヤルのゲージが充電残量を示している

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