ソニー「wena 3」だけでスマホを出さずにLINEを送る 「Riiiver」の新機能を試した
2022年01月21日 09時00分更新
バンドのバックル部にスマートウォッチ機能を搭載したソニーの「wena」シリーズ、最新モデルの「wena 3」はシチズン時計(以下、シチズン)が提供するIoTプラットフォーム「Riiiver」に対応し、スマートフォンと接続している状態で、幅広い連携機能が使えるのが特徴だ。
このRiiiverでは、2021年11月に「LINE送信」というiiidea(=機能のセット)が追加された。同機能を活用することでwena 3からLINEにメッセージを送信できる。今回は、スマートフォンを取り出さずに、wena 3上の操作で、LINEに定型文を送信できるかどうか、実際に試してみた。
なお、今回はシチズンが展開する「CITIZEN Smart Watch」のうち、wena 3を搭載した「CITIZEN COLLECTION wena 3搭載モデル(CB0017-71E)」(wena 3のファームウェアはバージョン1.90JP)にて、検証をした。また、スマートフォンはiOS 15.2.1を搭載したiPhone 11 Proを用い、ペアリングにはiOS版の「wena 3」アプリ(バージョン2.10)を用いた。
なお、CITIZEN COLLECTION wena 3搭載モデルの概要については、こちらの記事「ソニー「wena 3」の革新性を取り込んだ! シチズン異色のスマートウォッチ」にて紹介している。
Riiiver(リィイバー)とは
wena 3で利用できる「Riiiver」とは、シチズン時計が提供しているIoTプラットフォームのサービス名だ。シチズン時計は、この「Riiiver」に対応するスマートウォッチ製品を「CITIZEN CONNECTED」とブランディングしている。wena 3はソニーの製品だが、2021年9月に実施された「wena 3」アプリのアップデートによって、Riiiverに対応した。
Riiiverを使うことで、対応するスマートウォッチは「iiidea(アィイデア)」と呼ぶ機能のセットを利用できるようになる。このiiideaは、T=トリガー、S=サービス、A=アクションというピース(機能の部品)を組み合わせる構造が特徴。専用ストア(iiideaストア)上では、すでに組み合わせが指定されたiiideaをダウンロードできる。また、「Riiiver」アプリを用いれば、T/S/Aの組み合わせをカスタマイズした独自のiiideaを作成し、ストア上に公開できる仕組みになっている。
基本的には、①iiideaストア上からウォッチに機能をダウンロードして使う、②想定する機能がなければ、Riiiverアプリからiiideaをカスタマイズして使う――という流れで利用するのがおすすめだ。
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