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Apple M1搭載で大幅性能アップの「iPad Pro」&カラフル7色「iMac」特集 第39回

次期OSが登場する前にiPadとMacの連係技を棚卸しておこう

今すぐ使える! iPadとMacの便利な連係技6選

2021年07月25日 12時00分更新

文● 柴田文彦 編集●飯島恵里子/ASCII

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iPhoneやiPadのカメラで撮影してMacの書類に取り込む
「連係カメラ」

 連係カメラも、連係スケッチの機能に似ている。スケッチの代わりに、iPhoneやiPadのカメラで撮影した写真を、Macで編集中の書類に、その場で挿入できるというもの。操作方法も、途中までは連係スケッチとまったく同じだ。ここでは、MacのPagesにiPadのカメラで写真を撮影して挿入する例を見てみよう。

 まずPagesで編集中の書類の中で、写真を挿入したい位置にポインター置く。この例では、「ファイル」メニューは使わずに、その位置で右ボタンクリックして表示されるメニューにある「iPhoneまたはiPadから挿入」というサブメニューからiPadで「写真を撮る」を選んだ。

 この状態では、Mac側のPagesでは、写真が転送されてくるまで待つしかない。その間は、Mac単体で作業している際にはほとんど目にすることがない、吹き出しのようなものが表示される。気が変わって、写真撮影を取りやめたければ、ここで「キャセル」をクリックすればいい。

 iPad側ではカメラアプリが自動的に起動して、写真を撮影可能な状態になる。ここで写真を撮影すると、その写真がフルスクリーンで表示され、左下には「再撮影」、右下には「写真を使用」というボタンが配置される。言うまでもないが、表示されている写真で良ければ右の「写真を使用」を、気に入らなくて撮り直したければ左の「再撮影」をタップすればいい。

 上で「写真を使用」をタップした場合には、iPad側での作業は完了し、Mac側のPagesのポインターの位置に、いま撮影したばかりの写真が挿入される。

 この機能は、あらかじめ撮影してあった写真を挿入するのではなく、書類を編集中にその場で撮影した写真を使うのがポイントだ。したがって、iPadよりもiPhoneの機動性を活かした使い方の方が適しているだろう。

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