先端テックニュースまとめ読み from MITテクノロジーレビュー 第140回
宇宙の暗黒物質の詳細マップ公開/シリコンバレーが熱狂したベーシック・インカムの現在
2021年06月07日 09時00分更新
宇宙の暗黒物質の詳細マップ公開で、予想外の問題が浮上
国際プロジェクト「ダークエネルギー・サーベイ(DES)」が、宇宙の暗黒物資の分布を詳細に表した最新マップを公開した。今回の結果は、ビッグバンを起源とする「標準的宇宙論モデル」と概ね整合性が取れたものであるが、予想外の問題もいくつか浮かび上がってきた。
ユニバーサルから保証所得へ シリコンバレーが熱狂した ベーシック・インカムに異変
自動化やAIにより雇用喪失を招いたとして批判されているテック業界の億万長者たちが主張する「ユニバーサル・ベーシック・インカム(UBI)」の概念は、新型コロナのパンデミックを経て、経済的および人種的な不平等を是正するための「保証所得」へと重点がシフトしてきている。
鉱物でCO2を除去するスタートアップが資金調達 買い手も決まる
エアルーム・カーボン・テクノロジーズは、大気中の二酸化炭素除去に鉱物を応用する技術を開発している。現在のところ、この技術を利用するには高いコストがかかるが、最終的には1トンあたり50ドルで二酸化炭素を除去できるという。目標は、2035年までに年間10億トンの二酸化炭素を除去することだ。
ドイツなど7カ国、EUのデジタル・ワクチン・パスポートを先行導入
EUに加盟する27カ国が導入を予定しているデジタル・ワクチン・パスポートシステムを、ドイツなど7カ国が先行導入した。所持者が新型コロナウイルスのワクチン接種を完了しているか、感染症から完全に回復しているか、72時間以内に検査を受けて陰性であったことのいずれかを証明するもので、証明があれば旅行時に検査を隔離を求められることがないというものだ。
インドを覆う深い悲しみ 破壊された伝統、ネットで死と向き合う
新型コロナウイルス感染症の壊滅的な第2波に襲われているインドの人々は、ネットを使って悲しみに対処しようとしている。だが、インドでネットにアクセスできるのは、ごく限られた裕福な人たちだけだ。
ランサムウェア戦争・場外戦 セキュリティ企業と研究者の 知られざる攻防
5月に、米国のパイプライン企業がダークサイドと呼ばれる組織のランサムウェア攻撃を受け、東海岸のガソリン価格が高騰した。実は、その5か月前に、2人の研究者が同組織のランサムウェアで暗号化されたファイルを復号する活動を密かに始めていたが、ウイルス対策企業の宣伝行為で台無しになっていた。
需給逆転で外国人「歓迎」、 米でワクチン観光活況の兆し
新型コロナワクチンの供給が需要を上回っている米国では、ワクチン接種が受けられることをうたって観光客を呼び込もうとする「ワクチン観光」に乗り出す州が増えつつある。しかし、こうした取り組みは、公衆衛生面でも倫理面でも大きな問題がある。
NASAが2つの金星探査ミッションを採択、30年の冷遇に終止符
NASAは6月2日、2件の金星探査ミッションを新たに採択したと発表した。2件のミッションをほぼ同時期に実施することで、金星が現在のような過酷な環境になった経緯と理由が明確になることが期待される。
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