M1搭載iMacは、プロセッサーがIntelからApple Siliconへと変更されただけではありません。そのほかにも、7色のカラーバリエーション、そしてディスプレーサイズ、これらを包み込むデザインの変更は大きなトピックです。
そもそも、これまでのiMacは鋭いアルミニウムのエッジと、ブラウン管を搭載した初代iMacを思わせる、レトロな背面の曲線という2面性を持ったデザインでした。エッジ部分については、今回のM1 iMacよりも薄いくらいです。
新しいデザインは、上から下まで、11.5mmの厚さを保つすっきりとした本体。
コンピュータの本体部分はディスプレイの下、いわゆる「アゴ」の部分におさめられているというから驚かされます。もっとも、MacBook Airと同じチップと基盤の組み合わせなので、大きくなる理由もありません。
ただしノート型、ファンレスのMacBook AirとiMacで、M1が同じであることは認めていますが、サーマルデザイン、つまり熱設計が異なることから、例えばピークパワーを持続できる時間が異なるなど、瞬時の計測であるベンチマークとは異なる面での性能の違いがあると指摘できます。
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