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ユーザックシステムのRPAで実現した業務自動化の事例 第6回

RPA開発者は視聴必須のアーカイブ動画が公開中

朝日インテックのRPA活用を成功させた5つのポイントとは?

2021年04月26日 11時00分更新

文● 大谷イビサ 編集●ASCII

提供: ユーザックシステム

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 2021年3月18日、RPA製品「Autoジョブ名人」を手がけるユーザックシステムは年次イベント「USAC Solution Fair~明日の飛躍のために~」をオンライン開催した。ユーザー事例で講演したのは、朝日インテック 管理本部 資金管理グループ グループマネージャー 吉村 健氏。吉村氏は「RPA開発 成功の要諦」というタイトルで、RPAを成功させるための5つの話題を提供した。吉村氏のアーカイブ動画はUSAC Solution Fair 2021セミナーページから視聴できる。

成長する朝日インテック、管理本部ではIT機能強化に注力

 カテーテル治療分野における医療機器メーカーとして、急成長を遂げる朝日インテック。同社は10年で売上高は3.7倍の565億円、営業利益は4.2倍の124億円に成長した(ともに2020年6月期)。これに伴い、連結従業員数は8929人と3.3倍に増えた。これに対し、管理本部は59名と1.2倍に止まっている。過酷なマンパワー不足を補うためにも、多くの業務で自動化が求められるようになってきたという。こうしたIT強化の流れの中、導入されたのがRPAというわけだ。

 吉村氏は、信託銀行での投資モデルの開発、ベンチャー企業での管理部門構築や上場準備などの経験を経て、2009年に朝日インテックに入社した。興味深いのは、投資モデルの開発ではSASという統計処理言語、ベンチャー企業時代にはVBAを用いたシステム開発を手がけてきたこと。朝日インテックではExcelをプラットフォームとするプログラム開発ツールである「StiLL」やRPAツールである「Autoジョブ名人」「Autoメール名人」を用い、一貫して自動化・無人化に携わってきた経歴だ。特異的なパワーユーザーと呼ぶべきかもしれない。

 今回、吉村氏が掲げた話題は以下の5つ。
1.理解しておくべき現場力学
2.有利に運ぶ助っ人ツール
3.賢く手を抜く具体例
4.無駄骨を防ぐ仕様書の3要素
5.成功に不可欠な4つの力

 いずれの話題も開発現場において、数多くの苦労、理不尽、辛酸など、豊富な経験に裏打ちされた、開発者が念頭に置いておくべき処世術を語っている印象を受けた。

「RPAを成功させるための押さえておくべきポイントを説明することが主題ではありますが、開発者にエールを贈るというのが裏テーマになっています」(吉村氏)

1、理解しておくべき現場力学

 「理解しておくべき現場力学」では、システム化すべきか否かの力学関係について、会社全体で見た場合、自部署案件の場合、他部署案件の場合とで違いがあるという点を主張し、自身が開発した週報ロボを例に、現状分析の様子とシステム化実現の要因を解説された。

 現場に疎いマネジメント層にとっては目から鱗の発想であり、また、普段業務に忙殺されている現場開発者にとってもこのような整理は参考になるのではないだろうか。

理解しておくべき現場力学

2.有利に運ぶ助っ人ツール

 「有利に運ぶ助っ人ツール」では、開発で楽をするための助っ人としてStiLLを紹介した。StiLLはユーザックシステムが業務提携をしているアイエルアイ総合研究所のExcel作業自動化ツールだ。Excelの機能を活用することで開発労力を抑えることができる。

 セルとリンクしたパラメータ設定ができることで数式を活用してパラメータを動的に指定できたり、データベースや他のExcelファイルから楽にデータを取得できたり、取得したデータに自動で範囲名を付けることでその後の展開が有利になったりなど、非常に便利で、しかも簡単そうだという印象を持った。実際、アンケート結果からもStiLLに興味を持った方は少なくないようだ。

有利に運ぶ助っ人ツール

3.賢く手を抜く具体例

 「賢く手を抜く具体例」では、週報ロボを例に、様々なアプリを活用し、それらをつなぎ合わせる裏方役としてStiLLを、それらを統括してスケジュール管理する役割としてAutoジョブ名人を位置付けており、StiLLとAutoジョブ名人の役割分担がイメージできた。

「汎用的なRPAツール一つですべての仕組みを作り上げる道も無いわけではありません。しかしそれでは開発工数が何倍、何十倍にもなり、手に負えないモンスターが生まれることでしょう。そのことを伝えたかったのですが、講演ではそこまで読み取ってくれた方は少なかったかもしれません」(吉村氏)

賢く手を抜く具体例

4.無駄骨を防ぐ仕様書の3要素

 「無駄骨を防ぐ仕様書の3要素」では、吉村氏自身、仕様書をナンセンスだと思っていた自分を納得させるために、一年余り、仕様書の意義について検討し、到達した結論を披露した。また、仕様書作成の結果、成果物としてコマンドの使用回数についての集計結果を開示してくれている。この集計結果からも、RPAというものの本質が見えてくるのではないだろうか。

無駄骨を防ぐ仕様書の3要素

5.成功に不可欠な4つの力

 最後に、「成功に不可欠な4つの力」としてまとめ上げている。ここら辺は文字で伝えるには限界がある。開発者を志す方々には動画を観て、吉村氏の熱いエールを直接受け取ってほしい。

成功に不可欠な4つの力

 以上、RPAを成功させるための押さえておくべきポイントに関する5つの話題を紹介した。なるほどと思った点、得をしたと思った点、勇気づけられた点など、何か1つは得るものがあったはずである。

 実際、ユーザックシステムのアンケートでは、以下のような回答があったようだ。

「自分たちもシナリオ開発している立場なので、仕様書の話が参考になった」
「StiLLは知らなかったので、早速HPを調べ、開発体験セミナーに申し込んだ。とても面白い製品だと思った」
「非常に使い込んでおられてすごいなと感じた一方で、まだまだ検討中の身からするとレベルが高すぎると感じる部分もありました」
「現場力学のお話しは参考になった。部門(立場)によってベネフィットが違うというのは、なるほどと思った」

 また、最後に吉村氏への連絡先が記載されている。あらゆる言動の一つ一つに意図を感じさせる吉村氏のことだから、連絡先を掲載した意図もおそらくあるのではないか。まだ視聴されていない方は、ぜひとも視聴されることをお勧めする。

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