S660の気になったところ
幌の取り外し自体は簡単なのですが、手動で取り外しなのが不便な場面も。走っている時に、急に雨が降ってくると辛いものがあります。ライバル車のコペンは自動なので、こういった点は助かるなぁと思います。
また、荷物をあまり積むことができないことがネックになっている人も多いと思います。そういった方のために、私が編み出した収納術を紹介させて下さいませ。
10kgまでなら荷物を積むことができます。取材に行くときは、カメラの三脚などを収納していました。ただ、ラジエーターの隣に鎮座しているので夏は温度が80度くらいになるので注意です。熱に弱いモノは入れられません。
158cmの私だからこそできる技かもしれませんが、座席を前に出すので写真のように座席の間にスペースが空きます。A4のファイル&カメラの三脚も入ります。
また、助手席に誰も座らない時にオススメなのが、助手席を限界まで前にスライドさせます。そうすると、助手席の後ろにスペースができるので、ここに長い荷物などを積めます。
助手席とグローブボックスの間が狭くなるので、グローブボックスで荷物を固定できるのもお気に入りポイントでした。
足元のスペースも充分あるので、靴などを置けちゃうのです。
【まとめ】小ささゆえの、利点&欠点が存在
実用性は気にせずに乗ろう
利点としては、サイズが小さいのでスーパーの駐車場や細い道はスイスイ行けます。欠点としては、車内が狭いので大柄の方は窮屈と感じる人も……(ライター栗原氏は185cmでも乗ってますが)。ほかには、車高が低いので駐車券をとる時に、なかなか届かないということも(マクドナルドのドライブスルーは車から降りて受け取りました)。
アイポイントが低いので、身長が低いと座ったときに遠くまで見えずらいです。1番怖かったのは、高速道路で車高の低いS660が見えず車線変更してこようとする車がいたことです。車高の高い車&大型トラックからは見えにくいみたいで、何度かこういった場面に遭遇しました。あと、夜間に困ったこととしては、ルームミラーの位置と後続車のライトの位置が同じくらいの高さにあるので、まぶしくて見えないという現象もおこりました。これが結構怖かったです……。
S660に乗りたい! という人は、利便性や乗りにくさは気にしないという方が多いと思います。ですが、もし知らずに購入しようとしている方がいれば、この記事を参考にしてください。趣味性の高いクルマですので、乗って楽しいことは間違いありません。実用性や利便性を求めるならミニバンやワンボックスを買った方がいいでしょう。
今回はS660の長期レビューをしてみました! この記事では最低限押さえておきたいポイントを、動画では重箱の隅をつつくように解説&辛口コメントもしているので、よろしければコチラもご覧ください。
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