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最新パーツ性能チェック 第329回

Samsung のPCIe 4.0対応SSD「980 PRO」に2TBモデルが登場、その実力を他の2TBモデルと比較検証

文●竹内 亮介 編集●北村/ASCII

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 Samsungは1月27日、PCI Express 4.0 x4に対応するNVMe対応SSD「Samsung SSD 980 PRO」(以降980 PRO)シリーズの2TBモデルとなる「MZ-V8P2T0B/IT」を1月下旬に発売すると発表した。

 発売済みの1TBモデルと比べると、連続読み出し性能は7GB/秒で同じだが、連続書き込み性能は1TBモデルの5GB/秒から5.1GB/秒に向上していること、そしてTBW(総書き込み容量)が600TBから1200TBに倍増していることが特徴となる。

Samsungの「Samsung SSD 980 PRO」。2TBモデルの実売価格は4万8000円前後

「データドライブもSSD」という構成が浸透

 980 PROシリーズは、SamsungのM.2対応SSDでは初めてPCI Express 4.0 x4に対応したNVMe対応SSDだ。詳しい解説は以前の記事でしているので、そちらも参考にして欲しい。今回の2TBモデルの実売価格は4万8000円弱となる。なお、250GB、500GB、1TBモデルは、2020年10月に発売済みだ。

Samsung SSD 980 PROのラインアップと主要スペック
型番 MZ-V8P250B/IT MZ-V8P500B/IT MZ-V8P1T0B/IT MZ-V8P2T0B/IT
容量 250GB 500GB 1TB 2TB
フォームファクター M.2(Type 2280)
インターフェース PCIe Gen 4.0×4、NVMe 1.3c
コントローラー Samsung Elpis Controller
NANDフラッシュメモリー 第6世代Samsung V-NAND 3bit MLC(TLC)
シーケンシャルリード 6400MB/秒 6900MB/秒 7000MB/秒
シーケンシャルライト 2700MB/秒 5000MB/秒 5100MB/秒
ランダムリード(4KQD32 Thread16) 50万IOPS 80万IOPS 100万IOPS
ランダムライト(4KQD32 Thread16) 60万IOPS 100万IOPS
ランダムリード(4KQD1 Thread1) 2万2000IOPS
ランダムライト(4KQD1 Thread1) 6万IOPS
キャッシュ容量 512MB 1GB 2GB
MTBF(平均故障間隔) 150万時間
TBW(書き換え可能容量) 150TB 300TB 600TB 1200TB
製品保証 5年間

 最近ではSSDの低価格化が破壊的な勢いで進行しており、1~2TBの大容量モデルも身近な存在になってきた。それだけの大容量モデルなら、Windows 10のシステムファイルやよく利用するアプリだけではなく、デジカメやスマホで撮影した高解像度の画像ファイルや動画ファイル、PCゲームの実行ファイルなどもSSD上において利用できる。

 その利便性や応答性の良さもあり、しばらく前から筆者のメインPCでも1~2TBの大容量SSDしか組み込んでいない。ネットでも、こうした高性能の自作PCを見るのは珍しいことではない。そうした背景もあり、各社ともに1~2TB、あるいはそれ以上の大容量モデルをラインアップするようになってきた。

 980 PROシリーズのなかで比較すると、前述の通り連続書き込み性能が若干速くなったほかは、スペック的には1TBモデルとほとんど同じと考えていい。キャッシュメモリーは1GB(1TBモデル)から2GBに増えており、これが書き込み性能の向上に結びついているのだろう。

パッケージは今までのSamsung SSD 980 PROと同じ

2TBの大容量モデルだが、裏面にチップは実装されておらず、冷却を強化するための銅箔シートを内包する放熱ラベルが貼られている

 搭載するNANDフラッシュメモリーは、Samsung独自の「V-NAND 3bit MLC」で、要するにTLC(Triple Level Cell)タイプだ。前機種の「Samsung SSD 970 PRO」(以降は970 PRO)まではMLC(Multi Level Cell)を採用していたが、TLCでも十分な信頼性を確保できるようになったこともあり、コスト面で有利なTLCタイプを採用することになったのだろう。

 ただし、そのSSDに書き込める容量とその寿命の目安となるTBW(Terabytes Written)は、同じくTLCを採用する「Samsung SSD 970 EVO Plus」(以降は970 EVO Plus)と同等だ。そのため、MLCを採用する970 PROと比べると耐久性はやや低下している面は否めない。

 とはいえ、今回取り上げる2TBモデルでは1200TBWに達している。自作PCの一般的な利用方法であれば、問題になる場面はほぼないと考えていいだろう。

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