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どれを買う? GIGABYTEのZ590マザーボードをスペックで比較

文●林 佑樹(@necamax) 編集●北村/ASCII

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Mini-ITXの上位モデル
Z590I AORUS ULTRA

 Mini-ITXの上位モデルとなる。2019年以降、Mini-ITXにハイスペックなCPUやVGAを乗せるのが流行しており、それに余裕で対応する作りが特徴だ。VRM部は各フェーズに90A Smart Power Stageを使用した10+1フェーズのデジタル回路を搭載する。基板は10層で、従来モデルは8層であり、追加された2層は電源供給のために用意されている。

 小型ケース内はパーツからすれば過酷な環境になりがちであるため、安定性の確保としては正しく、ヘヴィに酷使したい人向けだ。また写真を見てもわかるが、冷却はFins-Array IIヒートシンクに加えて、巨大なリアI/Oカバーも冷却を担当する。

Z590I AORUS ULTRA

リアパネル

 M.2スロットは2基あり、表面にPCIe Gen4×1、裏面にPCIe Gen3×1の構成。オーディオはRealtek ALC1220-VBとハイエンド向けでおなじみのチップを採用している。

M.2スロットは、表面にPCIe Gen4×1、裏面にPCIe Gen3×1を装備している

シンプルかつ質実剛健
Z590 UD AC

 Z590 UD ACは、Ultra DurableブランドのATXマザーボードだ。質実剛健路線となっている。ケースを開けるのは組むときと清掃のときくらい、かつ定格運用というならば、このマザーボードからチェックしてもいいくらいだ。

 電源フェーズは12+1で、50AのDrMOSを搭載する。M.2スロットはPCIe Gen4×1、PCIe Gen3×2とAORUSシリーズと同様で、USB周りもUSB 3.2 Gen2、フロントパネル用USB Type-Cヘッダピンがあるため最近の周辺機器やケースへの対応も申し分ない。

Z590 UD AC

リアパネル。シンプルな割りにWi-FiアンテナとPS/2ポートの存在がうれしい

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