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Windows情報局ななふぉ出張所 第220回

競合プランは見直し必至:

ドコモ新料金 安くするため捨てたもの

2020年12月04日 15時00分更新

文● 山口健太 編集● ASCII

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■楽天とMVNOはこの先生きのこれるか

 他の事業者はアハモに対抗できるのでしょうか。料金面で直接競合するワイモバイルとUQモバイルは、新20GBプランの値下げや既存プランのデータ増量で対抗することになりそうです。ブランド間の移行手続きや店舗展開についても見直すとなれば、広範囲に影響が及ぶことは必至です。

ワイモバイルは12月下旬に「シンプル20」を導入するが、見直しは必至だ

 さらにドコモは「ギガホ」や「ギガライト」についても値下げの方向で見直し、詳細を12月中に発表する予定です。KDDIとソフトバンクは、メインブランドでも追従を迫られる可能性があります。

 大手が一斉に値下げに踏み切ることで、厳しい状況に追い込まれるのが格安SIMを展開するMVNOです。MVNOの利用者は月額2000円前後が多いことから、アハモより下の価格帯で生き残りをかけて争うことになります。この価格帯でドコモはMVNOと連携する構想を語っていることから、こちらも今後の発表に注目です。

 楽天も苦しい状況です。1年無料の特典が終わる2021年4月以降、月額2980円の有料化が始まります。楽天ユーザーは平均15GBを使っていることから、20GBのアハモに目移りすることは間違いありません。自社エリア無制限の強みを活かすためエリア拡大を急ぎつつ、値下げやポイントなどでつなぎとめる必要がありそうです。

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