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ロードマップでわかる!当世プロセッサー事情 第589回

AIチップの性能評価基準を考えさせるFlex Logic AIプロセッサーの昨今

2020年11月16日 12時00分更新

文● 大原雄介(http://www.yusuke-ohara.com/) 編集●北村/ASCII

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PCIeボードやM.2カードを提供
Tesla T4の半額~4分の1の金額

 こうしたニーズを勘案してだろう、単にIPだけではなく、InferX X1のチップそのものの販売や、InferX X1を搭載したPCIeボードやM.2カードの提供も行なうことを明らかにした。

InferX1を1つ搭載したボード。まもなくサンプル出荷開始予定

InferX1を4つ搭載したボード。これ以外に、おそらくPCIe Switchが搭載されることになるはずだ

M.2サイズ。2280で収まるとする。TDP 19Wなら一応規格内ではあるが、結構ぎりぎりな感じだ

 これがまた、InferX X1が1個のInferX X1P1で499ドル、4つ搭載のInferX X1P4で999ドルと、NVIDIAのTesla T4の半額~4分の1の金額で収まるものに設定されており、競争力を高めている格好だ。ちなみに当然チップでの販売も想定しているが、これは後述する。

Tesla T4が高いという話ではあるのだが、これまでは高いマージンをとっても商売できていたという裏返しでもあって、逆に競争が激化すると価格を下げてくる可能性があるので、価格だけで勝負するのは危険でもある

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