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松村太郎の「アップル時評」ニュース解説・戦略分析 第121回

アップル新型「MacBook Air」震えるほどの性能向上

2020年11月11日 16時00分更新

文● 松村太郎 編集● ASCII

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 アップルは米国時間11月10日(日本時間11月11日未明)にイベントを開催し、新型Macを3モデルも発表しました。6月のWWDC20でIntelチップから2年かけて自社製チップに移行することを明らかにし「Apple Silicon」と呼ばれていました。

 ただ、Apple WatchやiPhone、iPadを紹介する際にも「Apple Silicon」というフレーズを使っており、必ずしもこの名前がMac向けのものではなかったようです。新たにMacに搭載されるチップは「M」シリーズとなり、その最初のチップとして「M1」が発表されました。

 アーキテクチャは8コアCPU、8コアGPU(もしくは7コアGPU)、16コアニューラルエンジンを備え、メモリは統合メモリとして8GBもしくは16GBを内蔵します。5nmプロセスでの製造であること、これまでの経緯から考えて、A14 Bionicの強化版と位置づけることができます。

 このチップを搭載するモデルとして登場したのがMacBook Air、MacBook Pro、Mac miniの3モデル。特にMacBook Airは、Intelチップ搭載モデルの販売を終了し、発表時点からM1搭載モデル1本に絞る、最も象徴的なモデルとなりました。それもそのはず、何十%ではなく、3.5〜5倍で性能が向上するのですから。

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