統合バックアップ基盤にVeeamを採用した近鉄グループもゲスト出席

Veeam、Kasten買収によるKubernetes保護統合など事業戦略を説明

大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

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「リモートワーク増加」と「ニューノーマル/DX加速」がVeeamにもたらす好影響

 マクレガン氏はもう一点、コロナ禍を背景とした全世界的な「リモートワークの増加」と「“ニューノーマル”への移行」という動きが、Veeamビジネスに及ぼしている影響について触れた。

 まずリモートワーク/在宅勤務の増加は、働く人のテクノロジー依存度を高めた。その一方で、ランサムウェアなどのサイバー攻撃は、働く環境が分散したことでアタックサーフェスが大きく拡大したと言える。企業のデータ保護施策は、そうした環境変化にまだ追いついていないようだ。

 「たとえば『Microsoft 365』ユーザーは世界2億人以上を数える。Microsoft 365には非常に重要な業務データも保存されているが、そのデータをバックアップしているかどうかを調査したところ、やや心配な結果も出ている」(マクレガン氏)

Microsoft 365上のデータに関するバックアップ方法(APJ地域での調査)

 ただしリモートワークの増加、常態化によって、データ保護の重要性が再認識され始めてもいるという。たとえばMicrosoft 365のデータ保護製品「Veeam Backup for Office 365」の受注額は2019年度、グローバルで対前年比80%成長を記録した。「これはVeeamの全製品の中で最も高い成長率だ」(マクレガン氏)。

 “ニューノーマル”への対応を目指したデジタルトランスフォーメーション(DX)の動きも、あらゆる業界の企業で加速している。これもデータの重要性や価値を企業に再認識させることにつながり、Veeamの好調な業績を後押ししている。

 Veeamのグローバル売上高は2019年度、10億ドルを突破した。マクレガン氏は「Veeamにとって飛躍の1年だった」と述べ、顧客数が37万5000社を超えたこと、年間経常収益が20%成長(APJ単独では28%成長)を示したことなどを報告した。

 ちなみに、IDCによるデータレプリケーション/保護製品市場(APJ地域、2020年上半期)の調査を見ると、市場平均の前年比成長率は1.6%のところ、Veeamは15.8%の高い成長を示している。これは市場トップ5ベンダーの中で最も高い成長率だと、マクレガン氏は強調した。

2019年度の売上高は10億ドルを突破。顧客満足度を示すNPSスコアが75と高いことも強調

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