今後2~3年間はハイエンドで戦える性能

Ryzen 7&RTX 3080搭載PCで税別20万円以下「FRGAB550/WS」、超お手頃価格で4Kゲーミングを実現!

文●松野将太 編集●八尋/ASCII

提供: インバースネット株式会社

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AMD×NVIDIAの強力パフォーマンス

「CPU-Z」で取得した「Ryzen 7 3700X」の情報

「GPU-Z」で取得した「GeForce RTX 3080」の情報

 FRGAB550/WSおよびFRGAB550/Gen4のスペック面に関しては、先述したとおり、CPUに「Ryzen 7 3700X」、GPUに「GeForce RTX 3080」を搭載。性能とコストパフォーマンスの良さが売りであるRyzen 7と、最新世代のハイエンドGPUであるGeForce RTX 3080を組み合わせたことで、ゲームは当然として、そのほかの用途でも極めて高水準の性能を発揮できる。

 また、2つのモデルの大きな違いとなるシステムドライブのSSDについては、FRGAB550/WSがPCIe 3.0接続の「Intel SSD 665p」、上位モデルとなるFRGAB550/Gen4がPCIe 4.0接続の「CFD販売 PG3VNF」を搭載。実際の速度についてはこれからベンチマークで見ていくが、容量はどちらも1TBと変わらないものの、当然ながらデータの転送速度ではPCIe 4.0接続の「CFD販売 PG3VNF」に軍配が上がる。

「FRGAB550/WS」のシステムドライブ(SSD)とデータドライブ(HDD)

SSDは容量1TBでPCIe 3.0接続の「Intel SSD 665p」だ。HDDは容量2TB

「FRGAB550/Gen4」のシステムドライブ(SSD)とデータドライブ(HDD)

SSDは容量こそ変わらないものの、PCIe 4.0接続に対応する「CFD販売 PG3VNF」を搭載。HDDは「FRGAB550/WS」と同じ2TBの製品だ

 両モデルの価格差は税別で約1万円となっているため、より充実したスペックを求める場合はFRGAB550/Gen4、コストパフォーマンスを求める場合はFRGAB550/WSを選ぶのがいいだろう。

 前提を確認したところで、以降は基本的なCPUやストレージ性能のほか、ゲーミング用途でのパフォーマンスを各種ベンチマークで確認していく。なお、基本的なスペックは2つのモデルでほぼ変わらないため、ストレージのベンチマーク以外はFRGAB550/WSの計測結果を採用している。

 まずはCPUの性能を計測する定番ベンチマーク「CINEBENCH」の結果を見ていこう。「CINEBENCH R15」、および最新の「CINEBENCH R20」で、マルチスレッドテストおよびシングルスレッドテストのスコアを計測している。

 CIENEBENCH R15では、マルチスレッドテストのスコアが2101cb、シングルスレッドテストのスコアが205cb。比較的安価ながら8コア/16スレッド動作による高いマルチスレッド性能を誇るRyzen 7 3700Xのパフォーマンスをしっかりと引き出せている結果といっていいだろう。シングルスレッド性能も及第点で、ゲームから配信まで、幅広く活用できるだけのポテンシャルを備えている。

「CIENEBENCH R15」のスコア

「CIENEBENCH R20」のスコア

 CIENEBENCH R20のスコアーは、マルチテストが4808pts、シングルテストが510ptsという結果で、基準となる数値こそ異なるものの、全体の傾向はCINEBENCH R15の各テストと似通っている。

 続いてPCの総合性能を測るベンチマーク「PCMark 10」の結果も見てみよう。

「PCMark 10」のスコア

 PCMark 10における総合スコアーは6974。CPUとGPUはもちろん、メモリー、ストレージまで高水準のパーツで固められていることもあり、アプリ起動やブラウジングでの性能を測る「Essentials」、オフィススイートなどでの作業性能を測る「Productivity」、画像・動画製作などクリエイティブ系の「Digital Content Creation」といったテストグループ別のスコアも極めて良好だ。とくに苦手なテストが存在せず、用途を選ばずに使っていけることが分かるだろう。

 続いてストレージ系ベンチマークをチェック。繰り返しになるが、このセッションのみFRGAB550/WSおよびFRGAB550/Gen4の結果をどちらも計測している。

FRGAB550/WSのシステムドライブ(SSD)の「CrystalDiskMark」スコア

FRGAB550/WSのデータドライブ(HDD)の「CrystalDiskMark」スコア

FRGAB550/Gen4のシステムドライブ(SSD)の「CrystalDiskMark」スコア

FRGAB550/Gen4のデータドライブ(HDD)の「CrystalDiskMark」スコア

 定番の「CrystalDiskMark 7.0.0」においては、やはりシステムドライブの計測で大きな差が生まれていることが分かる。FRGAB550/WSのシステムドライブは、シーケンシャルリード、シーケンシャルライト共に2000MB/秒前後と、PCIe 3.0接続のNVMe SSDとしては及第点といえる速度に留まる。

 一方のFRGAB550/Gen4は、シーケンシャルリードが5000MB/秒前後、シーケンシャルライトが毎秒4200MB/秒前後と、どちらもPCIe 4.0接続のSSDらしい爆速ぶりだ。シーケンシャルに関しては実に2倍以上の差をつけており、単純なファイルコピーなどにおいては圧倒的にFRGAB550/Gen4が高速となる。

FRGAB550/WSのシステムドライブ(SSD)の「AS SSD Benchmark」スコア

FRGAB550/Gen4のシステムドライブ(SSD)の「AS SSD Benchmark」スコア

 「AS SSD Benchmark」での計測でも、その差は歴然だ。計測スピード自体は「CrystalDiskMark 7.0.0」よりも若干落ちているが、総合スコアーではFRGAB550/Gen4がFRGAB550/WSの2倍以上の評価を獲得している。

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