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松村太郎の「アップル時評」ニュース解説・戦略分析 第118回

アップル「iPhone 12 mini」でミドルレンジ充実

2020年10月14日 16時00分更新

文● 松村太郎 編集● ASCII

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●新しい、売れ筋サイズのmini

 6.1インチモデルに加え、5.4インチモデルのiPhone 12 miniが用意されました。iPhone SE(4.7インチRetinaディスプレイ)より小型ながら、有機ELディスプレー搭載。解像度は2340×1080ピクセルで、フルHDの映像を縮小せず表示できるように合わせてあります。

 デザインや性能などは、5G対応も含めて、iPhone 12と完全に共通化されており、あえてminiという名称を付けたのは、6.1インチのiPhone 12がメインモデルであるとのマーケティング上のアピールと、小さなサイズが新たに追加されたことを強調するためだと思われます。

 プロモーションビデオから見ると、米国では、サイズや価格の安さから、若年層をターゲットにしていることがうかがえます。ミドルレンジの価格帯の中では高めの599ドルながら、最新世代のiPhoneの性能をすべて盛りこむことによって、同じターゲットを狙うAndroidスマートフォンからiPhoneへとユーザーを呼び込む目的があります。

 日本市場では小型モデルも好まれており、価格の安さから、若年層に限らず幅広いユーザーから人気となるのではないでしょうか。

 筆者も、どれほど手に馴染むのか、実際に握ってみるのが楽しみです。

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