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T教授の「戦略的衝動買い」 第600回

植木鉢に隠すより安心そうな「K1スマートロックボックス」を衝動買い

2020年09月25日 12時00分更新

文● T教授 撮影●T教授 編集●ASCII

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スマートロックボックスをドア面や周辺の壁面にネジで取り付けるには、シャックル固定用の背面ゴムボードを取り外してからする

スマートロックボックスを物理的に取り付けてみた

 さて机上でのスマホとスマートロックボックスの連携テストが上手くいけば、実際にスマートロックボックスの物理的に取り付けをしてみよう。実際に戸建ての玄関ドア付近にスマートロックボックスを取り付けるなら、シャックル付きモデルの場合なら、背面のシャックルのためのゴム製ボードを取り外し5本のネジで取り付ける。

実際にドア面に取り付けたイメージはこんな感じ。まだ固定場所を迷っているる筆者は、3Mの超強力両面テープで固定してみた

 筆者宅はオートロックのマンションなので、ドア面やその周囲の壁面にネジ取り付けしなくてもスマートロックボックスその物が盗難に遭う可能性は低いので。今回は3Mの超強力両面テープでドア面に貼り付けて使ってみた。また両面テープにしろ、ネジ止めにしろ、何らかの理由で躊躇しているなら、一時的にシャックルを使用してドア周囲にぶら下げる解決策もありそうだ。

実際に指紋認証でスマートロックボックスを解錠して開けてみた

鍵だけではなく、スペースが許せばキャッシュやクレジットカードなども収納できる

指紋認証でスマートロックボックスを開けて、鍵を取り出し、玄関ドアを開けて、再度、スマートロックボックスに鍵を収納してみた

 バッテリー駆動でかつ防水性能のスマートロックボックスなら、玄関先に固定して使う王道的な活用以外に、シャックルと目的に合わせて選んだ丈夫なチェーンなどと組み合わせて使えば、自転車やモーターサイクルなどの盗難防止ロックにも使えそうだ。

シャックルを活用すれば、こういった簡易な使い方も可能だ

想定外かもしれないが、シャックルを利用すれば、丈夫なチェーンとペアでさまざまな使い方ができそうだ

 Indiegogoではすでにバッカーの募集、出荷は終わってしまったが、最近は来年1月出荷の国内のクラウドファンディングでも、同じスマートロックボックスの支援者募集が始まっているようだ。しかし、海外ではすでに製品版が普通に発売されており、その一部が国内でも売られている。二番煎じのクラウドファンディングにそれほど興味がなければ、輸入商品の方が確実に安く早く入手できそうだ。

IoT化の一つの成果であるスマートロックボックスだが、"なんちゃってストーン型鍵保管庫"にもどうしても捨てがたい魅力がある。"力で守る"か"まさか?という錯覚で守る"か!?

 レガシーななんちゃってストーンの機能を、より安全確実に実現できるスマートロックボックス。工夫すればまだまだ有効な活用方法が思い浮かびそうだ。しかし、周囲の環境に自然に溶け込む"なんちゃってストーン"と、"ここに大事なモノが入ってる"主張を強烈にアピールするスマートロックボックスは、"見落とし"と"力技"のバトルだ。しばらくは両方を使って考えてみたい。

 
T教授

今回の衝動買い

アイテム:YEEUU「K1 Smart Lock Box」
・購入:Indiegogo
・価格:89ドル(シャックルオプション付き)

T教授

 日本IBM社でThinkPadのブランド戦略や製品企画を担当。国立大芸術文化学部教授に転職するも1年で迷走。現在はパートタイマーで、熱中小学校 用務員。「他力創発」をエンジンとする「Thinking Power Project」の商品企画員であり、衝動買いの達人。

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