スマートロックボックスを物理的に取り付けてみた
さて机上でのスマホとスマートロックボックスの連携テストが上手くいけば、実際にスマートロックボックスの物理的に取り付けをしてみよう。実際に戸建ての玄関ドア付近にスマートロックボックスを取り付けるなら、シャックル付きモデルの場合なら、背面のシャックルのためのゴム製ボードを取り外し5本のネジで取り付ける。
筆者宅はオートロックのマンションなので、ドア面やその周囲の壁面にネジ取り付けしなくてもスマートロックボックスその物が盗難に遭う可能性は低いので。今回は3Mの超強力両面テープでドア面に貼り付けて使ってみた。また両面テープにしろ、ネジ止めにしろ、何らかの理由で躊躇しているなら、一時的にシャックルを使用してドア周囲にぶら下げる解決策もありそうだ。
指紋認証でスマートロックボックスを開けて、鍵を取り出し、玄関ドアを開けて、再度、スマートロックボックスに鍵を収納してみた
バッテリー駆動でかつ防水性能のスマートロックボックスなら、玄関先に固定して使う王道的な活用以外に、シャックルと目的に合わせて選んだ丈夫なチェーンなどと組み合わせて使えば、自転車やモーターサイクルなどの盗難防止ロックにも使えそうだ。
Indiegogoではすでにバッカーの募集、出荷は終わってしまったが、最近は来年1月出荷の国内のクラウドファンディングでも、同じスマートロックボックスの支援者募集が始まっているようだ。しかし、海外ではすでに製品版が普通に発売されており、その一部が国内でも売られている。二番煎じのクラウドファンディングにそれほど興味がなければ、輸入商品の方が確実に安く早く入手できそうだ。
レガシーななんちゃってストーンの機能を、より安全確実に実現できるスマートロックボックス。工夫すればまだまだ有効な活用方法が思い浮かびそうだ。しかし、周囲の環境に自然に溶け込む"なんちゃってストーン"と、"ここに大事なモノが入ってる"主張を強烈にアピールするスマートロックボックスは、"見落とし"と"力技"のバトルだ。しばらくは両方を使って考えてみたい。

今回の衝動買い
アイテム:YEEUU「K1 Smart Lock Box」
・購入:Indiegogo
・価格:89ドル(シャックルオプション付き)
T教授
日本IBM社でThinkPadのブランド戦略や製品企画を担当。国立大芸術文化学部教授に転職するも1年で迷走。現在はパートタイマーで、熱中小学校 用務員。「他力創発」をエンジンとする「Thinking Power Project」の商品企画員であり、衝動買いの達人。

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