■家族で「Apple Watch」という新しい使い方
ステイホーム時代にもスマートウォッチは売れ続けています。Couterpointの調査によれば、2020年上半期にアップルのシェアは51.4%と5割を超え、北米や欧州を中心に出荷台数が急増しているとのこと。
自宅で過ごす時間が長くなるにつれ、アプリやデバイスを活用して積極的に健康を管理する人が増えているようです。アップルはオンラインフィットネスに参入し、月額制サービス「Apple Fitness+」を米国などで始めると発表しました。
デバイスとしては新たに加わった「Apple Watch SE」に注目です。これまでの「旧モデルを安く売る」手法ではなく、お買い得感のある「SE」ブランドを採用。Apple Watch Series 5と同じプロセッサーを搭載しつつ2万9800円からと、低価格を実現しています。
アップルの新サービスとして面白いのが、家族間でApple Watchをペアリングして使える「ファミリー共有設定」です。iPhoneとは別の電話番号を持てる機能もあり、日本では「ウォッチナンバー」としてKDDIが提供しています。
新し物好きには最新の「Apple Watch Series 6」、コスパ重視ならApple Watch SE、さらに入門用としてApple Watch Series 3も併売しています。世界各国のキャリアを巻き込みながら、「家族みんなでApple Watch」を売り込んできたといえます。
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