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鉄板&今が旬なパーツを性能検証!! 第31回

【鉄板&旬パーツ】ようやく入荷したRyzen 3 3300XにベストなCPUクーラーは?

2020年09月06日 12時00分更新

文● 藤田 忠 編集●北村/ASCII

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低電圧運用もひとつの方法

 AMD Wraith Stealth Coolerの冷却性能不足を補うひとつ方法として、最大で1.419Vまで上昇するCPUコア電圧を下げるのもひとつの手だ。

 高負荷時でも1.230V程度(BIOS 1.2V設定)になるように調節すると、CPU温度はAMD Wraith Stealth Coolerでも70度台後半までダウン。動作クロックが3300MHz程度まで下がってしまうので、4K mp4→1080pへのエンコード処理に要した時間は3分以上伸びている。

 ただ、「ファイナルファンタジーXIV:漆黒のヴィランズ ベンチマーク」や、「DEATH STRANDING」の平均フレームレートをチェックしてみると、その差は数fpsと誤差の範疇と、ゲーミングパフォーマンスへの影響はそこまで大きくないので、メインの用途に合わせて、カスタマイズするのもありだろう。

デフォルトコア電圧と1.2V設定。HandBrake実行中のCPU温度

デフォルトコア電圧と1.2V設定。HandBrake実行中のCPU温度 2分間平均

デフォルトコア電圧と1.2V設定。HandBrake実行中の動作クロック

デフォルトコア電圧と1.2V設定。HandBrakeを実行した際の処理時間

デフォルトコア電圧と1.2V設定。ファイナルファンタジーXIV:漆黒のヴィランズベンチマークとDEATH STRANDINGの平均フレームレート

まずは低電圧化から試してみよう

 パフォーマンス優先なら、サイズ「虎徹 MarkII」を組み合わせるのがベストな解になるが、まずはRyzen 3 3300Xの低電圧化を試して、メインの用途への影響を確認してみるのが良いだろう。そのうえで、サイズ「虎徹 MarkII」に換装するかじっくりと考えてみよう。

 なお、組み立て後にCPUクーラーを換装する際に覚えておいて損のない技が、マスキングテープなどを使ったバックプレートの固定だ。AMD環境は標準バックプレートを使っての固定が主流なので、マザーボードをPCケースに取り付けた状態でも、CPUクーラーの換装がスムーズに行なえる。

バックプレートをマスキングテープで固定しておけば、CPUクーラーの換装も容易に行なえる

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