■ハイスペックChromebookが登場
Chromebookといえば、2万円台からという価格の安さも特徴です。Chromeブラウザーを中心とした基本的な使い方であれば、ハードウェアの性能をあまり必要としないからです。
その一方で、本格的なビジネス用途の増加などを背景に、ハイスペックの製品も出てきました。日本エイサーの「Chromebook Spin 713」の最新モデルは、第10世代のCore i3プロセッサーを搭載。デルの企業向けモデル「Latitude 7410 Chromebook Enterprise」は、Windowsと同じハードを利用しています。
同じ価格帯ならWindowsやMacを選ぶという考え方はあるでしょう。しかしローカルへのデータ保存や、ソフトウェアの自由なインストールは、ビジネスや教育の現場で必須とはいえません。IT管理者はセキュリティのためにこうした機能を制限することが増えています。
Chrome OS自体も、ブラウザーの利用だけでなくAndroidアプリの動作にも対応するなど、徐々に機能が強化されています。他のプラットフォームと同じ価格でもあえてChromebookを選ぶ、という人が増えるかもしれません。
今後の注目ポイントとして、グーグルによるChrome OSデバイスの存在があります。米国で売られているPixelbookやPixel Slateの日本上陸はあるか、気になるところです。
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